金曜日、久しぶりに向笠千恵子さんにお会いした。
向笠さんはフード・ジャーナリスト、エッセイストで、
その昔、連載でお世話になり、単行本も担当させていただいた。
詳しくは公式ホームページをご参考に
向笠さんは先日、『食の街道を行く』(平凡社新書)で
2011年グルマン世界料理本大賞グランプリを受賞された。
以前、栗原はるみさんが日本人で初めて受賞し話題になったのだが、
東北大震災のため、お祝いムードも自粛の方向に……。
いろいろと積もる話を楽しみに、
セルリアンタワー東急ホテルへ急いだ。
渋谷駅から歩道橋を渡っていたら、
桜の花には心を浮き立たせてくれる作用があるのか、
沈みがちだった気分が少し変わったような気がする。
セルリアンタワー東急ホテル「かるめら」で会った向笠さんは、
以前とちっともお変わりなく、元気そのもの。
震災の日のことや被害を受けた東北の生産者のこと、
これからなすべきことなど、話は尽きない。
そこへ、料理長が向笠さんに挨拶にみえ、
40階のレストランの被害が甚大だったこと、
震災当日はレストランで炊き出しを行ったこと、
外国人宿泊客が75%減になってしまったことなど、
大変な状況にあることを教えられた。
なんでも、セルリアンタワーの揺れが激しくて、
近所の人たちは折れるんじゃないかと心配したとか。
料理長曰く、地震シミュレートの装置の最大震度のような揺れで、
アイドルタイムだったので人的被害がなかったことが
不幸中の幸いだったとか。
しかし、エレベーターが止まったため、
片付けの作業員の人たちは40階まで階段で往復。
聞いてるだけでしんどい状態だ。
「かるめら」では、筍ごはんにはりはり鍋などの
和食のランチをいただいた。
焼き筍入りの筍ごはんは香り豊かなのだが、
ごはんの炊き加減がちょっと残念。
デザートがたっぷりあるのは、
女子会向きか。
どうせならコーヒーもついてるとよかったのに。
その日の夜は、某カード会員誌の編集で一緒だった
Fさんちから神田川の桜がきれいだからと誘われて、
食に詳しいライターⅠさんと一緒にお邪魔した。
ベランダから眺めた桜は、花がたわわ。
こんな位置関係で花見ってのもなかなかないことで、
たちまちいい気分に。
Fさんの手づくりの食事は、超ハイレベル!
用意されてたのは宮城県の酒。
気分よく飲んで食って話して、
「女子会」に参加したような感じといえばいいか。
で、気がついたら24時近く。
何とか電車を乗り継いで、最後は渋谷駅から徒歩で帰宅。
最後はうちの近くの目黒川の花見でしめた。
久しぶりに感じた気分の高揚は、桜の効用か。



