「たてしな藍」は器の趣味がいい。
そう聞いていたから、
夕食が非常に楽しみだった。
前菜、八寸から、シンプルで美しい。
素朴な味わいのものも、
これは、特別にお願いした馬刺し。
長野に来たら、馬刺し食わなきゃ失礼でしょ。
見事な器!
木の葉のような飾り切りの蕪の下は、
はて、何があったんだっけ?
椀は沢煮。
沢煮は野菜たっぷりの汁ものらしいが、
飲み物は、地酒利き酒セットをチョイス。
お造りは信濃雪マスと、なんだっけ?
とにかく、マスのうまさに感心して、
これは……。
おそらく肉系。いや鯉だったっけ……。
杉の薄板で信濃雪マスを巻いて焼いたもので、
木の香りが芳しく、マスの焼加減も抜群。
これはめちゃめちゃハイレベル。
これは、見るからに蕪蒸し。
これはサラダ仕立ての何か。
確か肉だったと思う。
ここで、鴨鍋!
柚がたっぷり入ってて、香りも上々。
しめのご飯は、野沢菜漬けなどの、
むかごご飯が季節を感じさせる。
デザートは柿が主役。
日本料理の最後に柿ってのは、
黄金比率のようなもの。
いやぁ~、聞きしに勝る内容だった。
そして、自分の記憶力に危機感を持った。














