「たてしな藍」は器の趣味がいい。


そう聞いていたから、

夕食が非常に楽しみだった。


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前菜、八寸から、シンプルで美しい。


素朴な味わいのものも、

器がいいと印象度が全然違うってののいい例だ。

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これは、特別にお願いした馬刺し。

長野に来たら、馬刺し食わなきゃ失礼でしょ。

で、これは薬味も多彩で、マジうま!

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見事な器!

木の葉のような飾り切りの蕪の下は、

はて、何があったんだっけ?

献立もメモも手元になくて記憶喪失。

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椀は沢煮。

沢煮は野菜たっぷりの汁ものらしいが、

こんなに上品だったっけ?

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飲み物は、地酒利き酒セットをチョイス。


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お造りは信濃雪マスと、なんだっけ?

とにかく、マスのうまさに感心して、

ほかを覚えていないらしい。

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これは……。

おそらく肉系。いや鯉だったっけ……。

つか、だめじゃんオレ。

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奉書焼。

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杉の薄板で信濃雪マスを巻いて焼いたもので、

木の香りが芳しく、マスの焼加減も抜群。

これはめちゃめちゃハイレベル。

器や盛り付けもいいでしょ。

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これは、見るからに蕪蒸し。

間違いなくそうだと思うけど、記憶が……。

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これはサラダ仕立ての何か。

確か肉だったと思う。

あっさりしてうまかったことだけはかすかに……。

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ここで、鴨鍋!

柚がたっぷり入ってて、香りも上々。

鴨がうまかったことはしっかり覚えてる!

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しめのご飯は、野沢菜漬けなどの、

手作り漬物が脇を固める。

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むかごご飯が季節を感じさせる。

ねっとりとしてうまいことこの上ない。

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デザートは柿が主役。

日本料理の最後に柿ってのは、

黄金比率のようなもの。


いやぁ~、聞きしに勝る内容だった。


そして、自分の記憶力に危機感を持った。


たてしな藍 http://www.tateshina-ai.co.jp/