先日紹介した「ATAMI 海峯楼」がある熱海のほか、
伊豆半島や箱根エリアには最近、
個人客を対象にした高級な隠れ家系旅館が、
次々に登場している。
不況下に景気の良さそうな話だけれど、
これにはやはり事情がある。
ほとんどの旅館が、
もとは企業の保養所だったところだということ。
不況のため、企業が手放した、もしくは貸し出したものを、
旅館として再利用しているというわけだ。
伊豆・箱根エリアは、
別荘や保養所が集中していたところだから、
新しい旅館が数多くお目見えしているのも当然か。
そんな旅館のいい面は、まず、場所がいい!
今回紹介する「無鄰」は、
某老舗百貨店の保養所だったところで、
伊豆高原エリアでも最も海側の静かなところにあり、
宿から海岸線まで建造物がほとんどなく、
自然の真っ只中にいるような場所にある。
思わず見逃してしまいそうな入口。
隠れ家感満載だ。
窓から見える樹林や海が絵画のようだ。
客室はロビーのある本館に特別室があり、
別棟の離れにはこんな道を通って行く。
石畳を縫って歩く感覚が楽しい。
離れの前に置かれた蹲。
ザ・わびさび!
この庭はまるでタイムトンネルのようで、
俗世間から安らぎの空間へワープしたような感じ。
ちなみに「無鄰」という宿名は、
現在のオーナーが
京都の名勝庭園「無鄰庵」に感動し、
触発されてつくったことから付けられたそう。
「無鄰」とは隣り合うものがないという意味で、
まさにそんな環境にあることをも体現している。
庭を見ただけで感心できるんだから、
どんだけすごいかって!






