過日、尾道で行った先は、
老舗旅館「西山別館」。
造船所がある海沿いの殺風景な道の途中、
それとはわからない入り口の看板。
駐車場に入ると、
ようやくそれらしきたたずまいが目に入る。
道路より海側の奥まったところに、
宿の入口があった。
ここから時間軸はググッとさかのぼり、
雰囲気も一変する。
洋館あり。
茅葺きあり。
瓦葺あり。
少し新しめの建物あり。
芝生の庭を離れが囲むように建っていて、
庭の向こうは瀬戸内海。
こんな光景が広がっているとは、
表からは全然想像できなかった。
造船で栄えた町の栄華が、
今もここに残されているようだ。
それは時間を経るに従って、
より強く、核心に至っていった。
続く