宮浦港からバスに乗って、
島の反対側にある本村へ移動。
案の定、観光の人がいっぱい。
本村には港がある。
この界隈は「家プロジェクト」地区で、
この地域の古い家×アーティスト作品という
コラボレーションを見ることができる。
全部見てまわろうと思ってたけど、
すっかり暑さにやられて、
近場だけピックアップしてさらりと。
こんな海沿いの小さな町の一角に、
見事なアートが展開されているというのが面白い。
通り沿いのお宅の暖簾がきれいだったので、
写真を撮り、歩き出そうとしたら、
手押し車のおばあちゃんの笑顔と出くわした。
「暖簾、きれいでしょう」
聞くとこれはベネッセが協賛し、
各家に配ったものらしい。
「この染色家が好きで、
昔は工房に行ってみたこともあったけど、
今はダメ」
染色家がダメなんじゃなくて、
おばあちゃんの体がダメってこと。
「どちらから?」
東京です。
「旅はいいね~」
おばあちゃんは国内旅行が大好きだったけど、
足腰が不自由になって、
長らく旅行をしてないのだそう。
「でも、東京はダメ」
味覚が合わないからだそうだ。
だからもっぱら西日本を旅していたと。
話をうかがっていると、
直島のポスターや雑誌の記事で、
おばあちゃんはよく撮影されていたそうだ。
確かに、現代のアートと島のおばあちゃんは、
いい取り合わせだと思う。
そして何より、アートが島に根付いてることを、
おばあちゃんとの会話で感じられた。
暖簾に注意してみていたら、
あるある、いろいろ、きれいな作品が。
直島の魅力がちょっとわかったような気がした。




