その昔、カニは高級食材で、
普段テーブルに上るなんてことはなかった。
食えるとしたら、母の実家の新年会ぐらい。
カニの産地が遠いってこともあったと思うけど、
そのくらい、カニは貴重なご馳走だった。
それが、最近は手ごろな値段で通販できるから、
セールなんかでお買い得なものがあると、
よく実家に送ってあげてたわけ。
オレが実家に帰省してる時にも、
浜茹での毛ガニ、ひとり1パイずつ!
でも、両親は箸は進まない。
オレも、カニは嫌いじゃないけど、
大好きってわけでもないんで、
半分食ってギブアップ。
結局残っちゃった。
昔はあんなに幸せを感じてたのに、
慣れってのは怖い。
結局、幸せってのは、
足りてないほうがより強く感じられる。
だから、足りないぐらいがちょうどいいのかも。
(無理やりなこじつけだが)
