環境やハード部分で、
すでに素晴らしいと感じた、
「緑霞山宿 藤井荘 」。
徐々に時間がたつにしたがって、
郷土の誇りと客人を思い遣る、
もてなしの心が色濃く感じられるようになった。
これは玄関の土間に置かれていた煙草盆。
山田温泉の周辺は、
昔は煙草の産地だったそうだ。
各生産者の家ではそれぞれ、
独自の刻みタバコを用意し、
訪れた人にふるまっていたらしい。
その伝統を絶やさぬように置かれている。
嫌煙のムードが巷間喧しいが、
伝統に対する誇りは失いたくないものだ。
おつき菓子の供し方がまた美しい。
和紙を開けると、こんな焼き菓子。
ホロっと口の中で崩れるような感じで、
上品な甘さが口に広がる。
本当はお薄とともに出すのだそうだが、
お茶に変えてもらった
(コーヒーのほうが良かったかな)。
この対応もうれしい。
夜食に小さなおにぎりと漬物。
お腹いっぱいだったけど、
あまりにうまそうだったんで食っちゃった。
宿のもてなしは、
主の心持を反映しているというが、
まさにそのとおりだと思った。





