ヤール・ギュレシ(オイル・レスリング)と
シナンのセリミエ・ジャミィが、
エディルネの代名詞的な名物だけど、
手仕事で名物というと、ほうきらしい。
掃除機が主流の日本では、
棕櫚や竹のほうきが減る一方だけど、
トルコでは今もほうきが根強い人気で、
エディルネが一番の産地だという。
訪れたのは町外れの工場。
工場というより、作業場といったほうがしっくりくる感じ。
馬車用の荷台がずらり。
材料は麦わら。
職人が手作業で束ねていく。
工具はとてもシンプル。
機械でしっかり束ねたものに、
柄の長さは用途に応じて何種類かある。
「畳を掃くのは棕櫚ほうきじゃないと」と
昔、おばが言ってたけど、
トルコでもこれじゃなきゃってのがあるんだろうな。