タイトルに意味はない。
1300年前、最初の都が置かれた奈良も、
栄光は100年と続かず、
天下は京都、鎌倉、江戸へと移り、
奈良に残ったのは古都の名のみ……。
忘れ去られたかのような奈良の街も、
平城遷都1300年祭を前にした昨今、
なんとなく活気づいてるような感じがする。
で、その旗頭になりそうな店が、、
東大寺横の複合店舗
ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」にオープンした。
店の名は「リストランテ イ・ルンガ」。
だから勝手に逆襲なんていってみたわけ。
オーナーシェフは、
2004年度イタリア版ミシュランで、
日本人で初めて一つ星を受け、
帰国後は西麻布で店を開いて評判だった、
堀江純一郎さん。
そんな人がなぜここに?
ってのはわかんないんだけど、
気合が入ってることは想像に難くない。
店舗は武家屋敷だった建物。
玄関を入ったら、靴脱ぎ?
って感じなんだけど靴は履いたままでOK。
見事なリノベートにまず感心。
一緒に行ったカメラマン氏は
シェフとは以前に会ってるそうで、
初めてなのに初めてじゃないような気がする。
(何でオレがそう感じるのかは不明)
アミューズはボリート。ゆで肉?
ドライトマトとパセリのソースがいい。
これにはやっぱりワインでしょ!
と思うんだけど、
この夜もホテルで仕事が残ってたから、
完全自粛。
パンがまたいい。
パティシエが毎日毎日、
ホエーってのは乳清のことで、
それを飼料として与えると肉が柔らかくなるとか。
お馬さんだから脂肪も少なくて、
すごくフレッシュな味わい。
超高級なロースハムって感じ。
チーズの香りがふくよかな逸品。
これをガス入りミネラルウォーターで
いただいてのはもったいない気もするけど、
味がよくわかってかえっていいのかも。
(と自分に言い聞かせていた)
特別にトリュフをあしらってもらった。
実は、旧知のカメラマンにスプマンテを
サービスしてくれようとしたんだけど、
ふたりとも飲まないんで辞退したら、
こういう形でサービスしてくれたってワケ。
かえって悪いことしたような、……
って、やっぱトリュフはウメェ!!
もちろん、フォアグラもスゲェ!!
で、一番すごいのは米の火の通り具合。
これぞアルデンテ!!
パスタは青唐のぺペロンチーノ。
いくつか選べる中から、
安いほうのコースに入ってたこれが、
どうしても食べたくて、
無理いってかえてもらった。
こんな融通が利くのは、さすが。
青唐の香りとほどよい辛さは、
期待通り!
カメラマン氏のよもぎ入りの手打パスタも、
素麺みたいに細くてうまかった。
プリフィクスの肉料理はシチューを選択。
これが、やたら柔らかいタイプじゃなくて、
「肉!」って歯ごたえがしっかり残ってる、
パワーあふれる仕上がり。
肉料理はこうでなきゃ!
赤ワインが欲しい……。
オレは軽めのパンナコッタ系。
デザートまで隙がない。
これにエスプレッソのダブルをいただいて、
さらに小菓子がついて、
見事なディナーは終了。
これで8,400円のコースだから、
その価値の高さもわかるでしょ。
古都奈良の逆襲が始まったって思いついたのは、
あながち間違っちゃいないかも。









