京都2日目の夜は、

『京都 美味案内』(写真・文 関谷江里)を頼りに、

「京料理 藤本」を予約!


場所は衣棚通り三条上ル東側。

外観からして穴場的雰囲気に満ちている。
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四条駅から歩いても大した距離じゃないんだけど、

着いたときには汗だく。


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そこに登場したのが、

土佐酢ジュレがかかった黒鮑と鳥貝。


ひんやりサッパリのもてなしがうれしく、

黒鮑のやわらかさと味わいに唸った。

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上と一緒に出されたものの中でも、

ぐじ(あまだい)に丹後の赤ウニを乗せて、

軽く炙ったものが秀逸!

あまりのうまさに笑い出しそうになったが、

ひとりだったので堪えるのに必死。


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伊勢海老の天ぷらにいちじくを煮たものを乗せ、

その上にくるみ味噌がかけられた一品。


それぞれに食感も味も違うのだが、

クルミが香ばしい味噌が

それぞれを見事に包み込んでいて、

料理の面白さを堪能できた。


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お椀は鱧と早松の出会いもの。


初松茸!!!


この時季は輸入物になってしまうとのことだが、

ほのかなその香りに心は踊り、

歯ごたえに懐かしさを覚えた。


吸い地がまた見事。

最初はほのかな味わいなのだが、

いただくにつれて下に味が堆積して、

終わったときに完成。

まさに京料理の真骨頂だ。

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お造りは器と相まって絵画のよう。


ヨコワや車えびは言うに及ばず、

イサキの焼き霜、赤うににただただ放心。


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鮎は「鮎寿司」として登場。


酢飯のほのかな酸味を抱き込んだ鮎は、

香りがいっそう引き立っていて、

ワタの苦味がまたいい感じ。

パリパリに揚げた頭と骨も最高!


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ノドグロとマナガツオの焼物と、

賀茂茄子やコーンのかき揚げ。


魚の状態もいいんだとおもうけど、

焼き加減が抜群。

2種類の魚の味の違いも楽しめた。

かき揚げは言わずもがなの佳作。


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松茸ご飯の上に焼き鱧。

これもありがたい出会いもの。

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漬物もご飯とお揃いの器で。

この辺のセンス、オレは好き。



で、デザートは6種類の中から、

好きなものを好きなだけ選ぶシステム。

6種類全部いただいてもいいんだけど、

オレは3種類いただいた。


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紅茶と練乳のジェラート。

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抹茶のアイスクリーム。


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桃のミルフィーユ。


いずれもおいしくて適量。

(もっといけたかも……)


『京都 美味案内』によると、

ご主人の藤本さんは「京料理 修伯」で修業し、

昨年春、この店を出したとか。


1階にはカギ括弧型のカウンター、

2階には座敷。


料理の説明や接客に過不足なく、

ひとりで行ってもくつろぐことができる。


まだアラサーの若いご主人らしく、

料理にはいずれも冒険心があふれていて、

しかも、それが上手にまとめられ、

取り合わせの妙を楽しむことができた。


この日いただいたのは1万円のコースだけど、

夜は5千円台から、昼は3千円台から、

コースが用意されているというのもいい。


まさに穴場的な魅力あふれる店だ。