街歩きの合間、
各所にあるモスクにも訪れてみた。
ねじれたミナレット(尖塔)から名付けられた
「バーマウミナレット・モスク」。
非常に古い石造り。
骨董的な魅力のあるターキッシュブルーのタイル。
暖炉みたいに見えるかもしれないけど、
ここがモスクの奥にあって最も聖なる場所。
だって、メッカの方向を向いてるんだから。
しかし、内部は漆喰で真っ白に塗られていて、
昔の面影など知る由もない。
しかも、聖職者が手動の小型噴霧器
(昔はスプレーじゃなくコレだった)で、
殺虫剤を噴きつけまくってる。
オレは虫か?
そうじゃないと思うけど、
匂いがスゴくて早々に退散。
次は「ユルギュイック・パシャ・ジャミイ(モスク)」。
手洗い場には若者の姿。
モスクには必ず手洗い場が設置されていて、
信者はここで手と足を洗い、
口をすすいでからモスクに入る。
イスラム教徒が清潔好きってのの源は、
ここにあるのだと思った。
靴を脱いでモスク内に入ると、
涼しい風が吹き抜けてまるで別天地。
日向は焦げるように暑いんだけど、
乾燥してるから日陰は涼しい。
これがトルコのいいところ。
その恩恵をいちばん感じられるのは、
モスク内なのかもしれない。
アラビア語は全然読めないけど、
意匠としての美しさに目を見張った。
壁や天井に描かれた模様が美しい!
誰もいないモスクの床に座って、
涼しいさ和んでいたら、
心は安らぎリフレッシュされていくよう。
ちなみにどのモスクも、
1日5回の祈りの時間以外だったら、
誰でも自由に出入りしていいことになっている。
イスラム教は本来、
平和で博愛の宗教だってきいてたが、
ここでゆっくり過ごしているとき、
初めてそれを実感することができた。
堂内に置かれていた数珠?
聞けば、99回の祈りを捧げる際に、
これで回数を数えるのだそう。
熱心な信者は自分のものを持っていて、
これは持ってない人用なんだとか。
99個の玉があるのが本式だけど、
33個や11個といった略式もあるそうだ。
こんなところも、日本と遠くない感じ。
イスタンブールで行ったモスクは、
いかにも観光名所って雰囲気で、
宗教的なものはあまり感じなかった。
だけど、このモスクは人もいなくてただただ静か。
おかげで、意義を少しだけ感じることができた。



