ちょっとあやしいグランドバザールの後は、
広々とした店内には絨毯のほかに、
トルコ陶器やレザー、宝飾品など、
いずれもオリジナルの製品を揃えている。
かなりセレブな店だ。
この日は豪華クルーズ客船が停泊中とのことで、
主にヨーロッパからの団体客が次々にきて、
にぎやかこの上ない。
さっそく案内されたのは、
3階にある絨毯選びの部屋。
イスとテーブルが用意されているところを見ると、
ここでチャイでも飲みながら、
色んな絨毯を見せてもらいながら、
ゆっくりと買い物をするんだそう。
オレらは見学だけなんで。
窓ガラスをカバーするように掛けられた
シルク絨毯に、まず目を奪われた。
別室で見た、
シルク絨毯つくりのデモンストレーション。
一目ごと糸をくくりつけてつくっていくんだから、
時間と手間のかかり方は半端じゃない。
このシルク絨毯の質を見分ける基準が、
1平方センチの中に、
どれだけの糸を組み合わせているか。
1平方センチに144もの目があることになる。
だから、12×12はかなりの高級品。
これはもっと目が細かくて大きいから、
出来上がるのに6年半もかかってるそう。
それも4人がかりで。
と考えると、途方もない価格になることは
想像にかたくない。
やわらかくてツヤツヤしてて、
見るからに高級感たっぷり。
いくつの目になってるのか計算できないし、
値段の見当もつかん。
こわくて触ることもできなかったし、
威圧されちゃったのか、写真が斜めになってるし。
ほかにもウール絨毯や平織りのキリムなど、
魅力的な敷物がイッパイ。
こちらのいいところは、
すべての商品にプライスが着いてること。
トルコもアジアの一部だけあって、
買い物の際は値段交渉が必要となる。
オレはそれが面倒で、
決まった価格があるほうが断然いい。
時間があったら、何か買ったかもしれないけど、
このときは時間がなかったことが幸いだったかも。





