近頃の温泉宿は、露天風呂付き離れタイプが多い。
他の客と顔を合わせることなく、
プライベートが守られるのが受けてるのだ。
温泉教授として多数の著書がある松田忠徳氏は、
大浴場こそ日本の温泉宿文化を表すものと言っていた。
客室に風呂が付いてない「時の宿 すみれ」は、
その説からすると、温泉宿文化を守る宿といっていい。
その分、宿泊料金は破格なほど安い。
1泊2食付きで¥19,000~なんだもん。
その程度の値段の宿はいくつもあるけど、
ここがなぜ「破格」なのかというのは、
あとで紹介する食事の内容でわかると思う。
無理して風呂を設置しなかったのが、この広さにつながっているのだろう。
温泉は男女別の大浴場と、
2つの貸切風呂で楽しめる。
時間によって男女が入れ替えになるシステム。
貸切風呂からは横を流れる川が見えて、特に日中の気持ちよさは格別。
温泉は一見無色透明で個性がないけれど、浸かってみると肌に浸透する感じで、
湯上りの肌はサラサラ&しっとり。
「時の宿 すみれ」は“今どき流行り”の宿ではない。
けれど、見事な特徴(後述)をもっていて、居心地もいい。
またまた、大ヒットの宿を見つけた!




