のどかな「箱根 弓庵」の環境に、

ボケ~~っと過ごしてるだけなのに、

腹が減ること減ること。


ただ、箱根って海の幸も山の幸も豊富なんだけど、

「コレ!」という決め手に欠けるんだよな~。



で、この宿は今どきなタイプに似合わず、

食事は部屋出し。


食事処システムもいいけど、

お気楽さの点では部屋食に軍配が上がるかな。



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食前酒には桜の花びら。


実は桜にはまだ早い時期だったけど、

たった一枚の花びらが春を連れてきたようだ。

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山独活やたらの芽など、春を告げる山菜が香り高くクセもたっぷり。

最近は山菜もハウス栽培が増えてるらしく、へタレがいっぱいあるんだけど、

ここのは春を待ちわびた山の息吹がしっかり詰まってる。


かなりポイント高い。


そうそう、せっかくだから地酒をいただいたんだけど、

2つの銘柄を試したら、いずれも上々(名前を覚えてないのが残念)。


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椀には蛤とフカヒレ(!)。ふくよかな味わいっていうのはこういうのを指すんだろう。

お造りの盛り付けは凝りすぎな気もするけど、質はバッチリ!

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ワラビの信田巻きに添えられているのは若筍。初物食ったから、75日延命!

焼物は金目鯛の西京漬。ただでさえうまい金目鯛なのに、

西京漬なんかにしちゃったら、もう頬が落ちまくり。


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地元の銘柄ものの「葉山牛」。

脂が優しくサラサラで、何枚でもいける!


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口直しに、豆腐とウニの蒸し物。口の中がまろやかになってく感じ。

豆ご飯ってのが素朴でうれしい。


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椎茸入りの赤出汁と、手づくりの漬物がまた家庭的でいい。


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デザートは果物と「明鏡止水」のブラマンジェ。

量も甘味もジャストな感じで言うことなし。



ひと通りいただいた写真を見たら、

やはり「コレ!」という特徴はなかったかもしれない。


でも、一品一品、季節感がみなぎってて、

あるものは繊細で、あるものは素朴で、酒にも合ってて、

一時も飽きることがなかった。


この総合力はスゴイ。


箱根の底力を見せ付けられた思いだ。