飯塚本町商店街に一軒の店がある。
各地の名産品や珍味、銘酒の逸品を取り揃えていて、
まさしくオレ好みの店ではある。
帰省の際にはここで、
柚子ごしょうをまとめ買いして、
発送してもらうのが常だった。
この柚子ごしょうがいつも好評で、
ついつい、多く買ってしまうんだ。
今回も早めに手配しようを思って
件の店に行ってみた。
そこで思い出したことがひとつ。
品揃えはいいのに、接客がお粗末。
慇懃無礼とまでは行かないが、
買い物をして楽しいという気持ちにならない。
この日も最初からそう感じることがあり、
そのことを思い出したというわけ。
で、目当ての柚子ごしょうを見つけたが、
値札を見ると漠然と高いと感じる始末。
パッケージにHPが掲載されていたので、
家に帰って検索してみたら、
その店よりかなり安い値段で通販ができる。
漠然と感じてたことは、
決して無意味なわけじゃなかったんだ。
しかし、この一事は万事につながる。
せっかくの「献上棒茶」や銘酒の数々の
信用まで揺らいでしまった。
本当にいいものを取り揃えていて、
パッケージなどの商材のセンスもいいのに、
パッとしないのは惜しいとしか言いようがない。
同じ類の店として忘れられないのが、
倉敷の「平翠軒」。
オーナーの志が高くて、
商品選択から接客、カフェの提案など、
あらゆる面で非常に洗練されている。
件の店はそうなる下地があるのに、
そうなりえていないところが実に惜しい。
郊外のショッピングセンターに客足を奪われ、
商店街は地盤沈下が続いて久しい。
今年は商店街の一部で大きな火災もあって
客離れがさらに加速しているかもしれない。
だけど、火災現場に近い永楽通りは、
市場街のような雰囲気になっていて、
なかなか元気な印象を受けた。
やりようによっては変わる余地があるんだから、
ぜひとも頑張ってほしいと思う願うのみ。
隔靴掻痒。