旅館のもてなしってのは、
足を踏みいれたときから帰るまで、
宿にいる間のすべてにかかわってくる。
建物やしつらい、温泉や料理、
すべてがもてなしの一部といっていい。
つまり、宿のありよう=もてなしってわけだ。
そこに気持ちのいい接客が加わると、
宿の印象はより良くなっていく。
その部分においても「竹林亭」は優れていた。
たとえば、夕食のとき、
まだはじかみが残っている皿を、
中居さんが下げようとした。
「まだ……」とオレが言ったら、
普通はそのまま皿を戻すと思う。
だけどこちらの仲居さんは、
途中で下げたことを詫びてから、
一度手をつけた客の器を
そのまま戻すわけにはいかないもんね。
夕食のご飯が美味しかったことを告げると、
ではお部屋にお持ちしますと言ってくれる。
暗に「まだ食べたい」と言ってるのを、
ちゃんと察知してくれてるわけだ。
こういう仲居さんがいると、
旅館での時間は本当に楽しいものになる。
いいスタッフこそ、宿の財産だと思う。
(育てるのは大変だと思うけど)
塩むすびの美味しかった事といったら。
湯上り処にもうれしいサービスがあった。
(ビールじゃなくて)
あられを手づくりできるようになっていた。
火鉢の炭の上でゆっくり炙ってると、
段々と小さな餅が膨らみ始めて、
キレイなあられの出来上がり!!
「竹林亭」の接客は、
基本的には付かず離れずなんだけど、
要所要所で素早い対応をしてくれる。
それも、さりげなく、親しげに。
建物も料理も環境もいい上、
接客までいいんだから、
素晴しくなかろうはずがない。
佐賀の宿はレベルが高いかも。
詳しいことはホームページを→「御宿 竹林亭」


