オレの通ってた高校は、飯塚バスセンターでバスを降り、
本町商店街・永楽通り・東町が通学路だった。
いろんな店があった中でも一番よく行ったのは、
本町商店街の脇道を入ったところにあった、
「さぬきうどん」って店。
ここは、天かすとネギがセルフになってて、
安い上に替え玉もできて、
当時のオレはすうどんで替え玉何回か。
どんだけ助かったことやら。
オバちゃんたちで込んでたカウンターには
高校生の男の子がふたりいて、
替え玉を注文してた。
そういうとこも変わってなくてなんか「ほっ」。
高校を卒業して、自由に使える金が増えてから、
オーダーは決まって「ごぼ天うどん」になっていた。
「ごぼ天」とは、薄くスライスしたごぼうを、
丸い形に揚げた天ぷら。
ごぼうの香りとうどんの取り合わせは、
一度食ったらやみつき。
何も変ってないと思ってたけど、
ごぼ天の衣が増えてるような気がする。
新しいフライ機でも導入したのかな?
もうひとつ気がついたこと、
それは、これは「さぬきうどん」ではないってこと。
この夏、「さぬきうどん」と「博多うどん」の取材をして、
「博多うどん」は麺のコシが強くない代わりに、
すめ(だし汁のこと)の美味さでいただくものと知った。
そう、これは「博多うどん」そのもの。
オレずっと「さぬきうどん」だと信じてたのに、
違ってたのね。
ま、いいけど。
「さぬきうどん」はもちろん美味いと思うけど、
オレはやっぱこっちの方が好き。


