いくら体調が悪かろうが、

メシ時にはちゃんと腹が減ってしまうんだから、

自分のお腹には敬意を表したい。


で、「別邸 朧月夜」の夕食は、

「料亭二十三夜」という名の食事処で。


すべての個室が庭に面していて、

テーブル席と掘り炬燵式の座敷席があるのも親切。



まずは秋の味覚の八寸。

愛媛では各酒蔵の吟醸酒を

「え」という名前の統一銘柄でそろえているとか。

それで、こちらでは利き酒セットを用意。


ただ、さすがに体調が酒を受け付けず、

どれも舌で舐める程度。

でも、それぞれに個性があって、

体調さえ良かったら……。



「松茸の土瓶蒸し」は香りいっぱい!

具もいっぱい! 美味かった~~!



瀬戸内海の魚介類もこの通り。



さらに、鴨鍋も絶妙。



何牛だったっけ? ほうば焼でしっとりと。

素朴な感じを大切にしてるところに好感。



茶碗蒸しの上の菊花餡ってのが秋ですね。



カレイの唐揚げは骨までバリバリ!

こういうの、大好物!!


酢の物にも魚介類いっぱい。

ご飯も味噌汁も、いいお味。

しめの水菓子が、郷土の味ってのがいい。


そりゃあ、和洋の菓子ももちろんいいけど、

こういうほうが、その土地らしさが感じられていいな。

夕食は、贅沢な季節の味が次から次へと現れるんだけど、

決して「どうだ!」って感じがしない。

それぞれに程よい量で、

けれんみのない抑えた味付けだったからだろうか。

ここの料理長の腕はかなりのもの。


で、件の体調だから、食後は即寝。



朝食は青汁、牛乳、ジュースで始まった。

いずれも近くでとれた新鮮なものばかり。

夏っぽい体には冷たさがありがたかった。



朝食も程よいながら、満足感あり。

じゃこ天が揚げたてだともっとよかったかな。



部屋の食事もパブリックスペースもスタッフも、

非常に高い水準でバランスが取れていて、

どこか内気な感じもして、

「別邸 朧月夜」は非常に気持ちのいい宿だった。


★後日談


あの体調でこんだけ楽しめたんだから、

本調子だったら、どんだけよかったんだか。

メチャメチャ惜しいことをした気がする。