久しぶりに訪れた加賀百万石の金沢市。
最初に向かったのは金沢城。
以前ここに来たときには金沢大学があって、
城内には入らずじまい。
大学が移転し、過日の姿を再現するために、
城内の改築も進んでいた。
正面玄関の石川門。門造りは昔のままで、立派の一語。
きれいに修理された五十間長屋は中に入れるようになっていて、
城とは戦の要塞であったことを再認識することができた。
極楽橋から見た三十間長屋と、鶴丸倉庫。
要塞でありながら、その形はシンプルな美しさを極めている。
金沢城は多様な石垣が用いられているのだが、
切り込みハギ積みと呼ばれるこれなんか、
モザイク画のような美しさ。
どピーカンの好天で汗を拭き拭き歩いてたんだけど、
石垣のそばに目を凝らしてみたら萩とススキ。
金沢城はすっかり秋だった。