みんなに頼りにされていたEさんが異動されることになり、

Gデザイナー・Oさんの仕切りで歓送迎会が行われた。


Oさんは、飄々とした中に70年代のいい味が残ってて、

お願いした企画に愛情を注ぎながらいい仕事をしてくださる。


このところいろんな媒体でご縁があって、

本当にいつもお世話になっている人でもある。


そんなOさんが店を選んでくださったそうで、

いろんな意味でメチャメチャ興味があった。


予めいただいた情報は、

谷中にあるエスニックなタイプの店。


住宅街の一角にあって、

タクシーで迷いながら辿り着いたら、

思いの外しゃれた外観に出迎えられた。



店内は壁中に世界の弦楽器がかけられていて、

なるほどエスニックな雰囲気たっぷり。


ここのご主人は実はワールドミュージックの大家だそうで、

いろいろなレコーディングにも参加しているとか。

いくつかの楽器を弾いてくれたけれど、

毎度こんなサービスをしているわけじゃないらしい。


ご主人は中国茶にも精通していて、

専門店でも手に入らないようなお茶が置かれている。

おまかせで出してもらったお茶の美味かった事と言ったら!

(名前を教えてもらったけど覚えてないもんで)



料理も食材からひとあじ違ってた。



これは「江戸菜」という東京産の野菜で、

まだわずかな農家でしか生産していないため、

市場には出回っていないもの。


生のまま、だし醤油をつけていただいたら、

白い茎は小松菜を繊細にしたような味と香りで、

緑色の葉の部分は柔らかくてクセがない。


みんなしてムシャムシャやっている光景は、

草食動物と化したようだった。



鶏の軟骨の黒酢煮は中国っぽい香りつきで、

アッサリした中にコクがたっぷり。


料理を担当するのは奥さんだ。


インドのスナック菓子「ナムキン」と、

シャンツァイとタマネギと何かを混ぜ合わせた、

言わば「おつまみ」は、ピリ辛で病みつきになる味。

馬肉の生ハム!

脂身の口当たりが良くて肉には脂質が少なく、

なかなかお目にかかれない逸品かも。


このあたりから、秘蔵の紹興酒が出てきた。

決して超高級ではないといわれたけど、

これがまた、驚くほどの味。

生からすみ!!

もう、言うことなし!!


岩手産の生牡蠣は、

アエラモルトウィスキーをスプレーでひとふり。

すると、香りとともに味わいも引き立てられて、

見違えるほどの変りよう。

冬になると焼き牡蠣も出すそうで、

一人20個ぐらい平気で食べる人が少なくないとか。

冬になったら、また来なきゃ!


サバの燻製。

香りとともにふんわり柔らかい身が口の中で解けて、

おっそろしく贅沢な味になってた。


この辺りからすっかり酔いが回ったらしく、

玉子焼きなんだけど、どんな味だったっけ……。

なんか、「美味い!」って騒いだのは覚えてるけど……。

これは確か、手づくりのベーコンだったはず。

これでまた酒が進んだような記憶が……。


で、〆のメニューは、写真撮るのは忘れたけど、

味はしっかり覚えてる。


それは何かというと、「讚岐うどん」。


冷たいぶっかけでいただいたそれは、

まさに讚岐のシコシコうどん。


何でこれほどのレベルのうどんが食えるのかと思ったら、

ここのご主人は讚岐出身なんだって。


なるほど。



いやぁ~、さすがOさん、

スゲェ店 をご存知でいらっしゃる!!