3年前の龍神温泉取材に際しては、

行ったこともなかったところだったから、

あらかじめ下見に行っておいた。

仕事が立て込んでたときに、

無理やり週末をつぶして早起きして、

飛行機とバスを乗り継いで。



それだけやった甲斐あって、
初めての龍神温泉は感動的なくらい、

いいところだった。

温泉街は日高川沿いにひっそりたたずんでた。

その中心にある、由緒も曰く所以もありそうな温泉寺。



取材予定の宿「上御殿」にうかがってご挨拶をすませ、

近くにある「曼荼羅の滝」へ。

こんな山道を通って、


杉木立が開けたところに現れたのは、


小さいながらも清冽な水しぶき。


こんな話も伝わっているらしいが、

飲んでみると、まさに甘露!

睡眠不足で歩き続けて、

疲れたから、日高川のそばで一息つく。

靴を脱いで足を浸したら、水が冷たくて、

疲れが吹っ飛んじゃうほど。

(足の指の長さが変だってのは置いといて)


その後、上御殿の女将さんとお話したら、

ここには最近、沖縄や離島なんかと同じように、

都会から移住してくる若い人が少なくないのだとか。


おかげで、だんだんと活気付いているらしく、

女将さんはそんな人たちを応援しているようだ。


そのうちの一組の夫婦が、

渓谷を望む素敵なカフェをオープンしたからと、

連れてってもらった。


谷間を吹き抜ける風が気持ちよく、

うまいエスプレッソをいただいて、

またまた一服。


隣にあった道の駅で地元の名産品を目移りしながら選び、

目的だったロケハンも無事終了。


帰る前に、バス停近くにあった小さな店で、

釣れたての鮎の塩焼きとアマゴのてんぷらうどんを食い、
またまたまたまた、一息ついた。


いいとこだな~~~、

なんてのん気にしてたら、
乗るべきバスに乗り遅れてた。

おかげで、京都で友達に会う約束してたのに、
京都駅着は早くても21時19分。


予定のバスに乗ってたら20時すぎに着いてたのに……。


渓谷と温泉ののどかな雰囲気に、
時を忘れてしまってた。


しかし、龍神温泉は交通の便が悪い。
京都まで5時間かかるんだもん。

ま、和歌山ってのはどこもそうで、

それがまた独自の風土を守ってる理由だと

言えなくもないんだけど。