もう何年前のことになるんだっけ……。
某E誌の取材で、
GW明けに小笠原・父島に行った。
日本の離島特集の中で、オレが任されたのが小笠原だった。
でも、小笠原なんて、行ったこともないし知識もない。
編集部で打合せをしながら、
小笠原関連の雑誌やムックを見てたとき、
ある写真に思わず目が釘付けになった。
それは移住者を紹介するコーナーにあり、
写真の人の名前は、西本 誉と書いてある。
え! 西本君、移住してたの!!
西本君は学生時代に夜遊びで知り合って、
仕事に就いてからもちょっとした縁があって、
たまに顔を合わせたりしていた。
でも、やがて疎遠になり、
長いこと会ってないな~~と思ってたら、
結婚して移住してたとは。
いや、これは渡りに船。
西本君のおかげで取材の手配は順調に進み、
25時間半の船旅も思いの外快調だった。
もちろん、取材も快調に進み、万事OK。
持つべきものは友と言うけど、
本当にありがたいことだった。
で、初めて訪れた小笠原・父島については、
のんびりゆったり、太陽ギラギラ!
長い船旅から陸に降り立ったときは、
いつまでも地面が揺れてるようで、
ちょっと変な感じだったけど、すぐに回復。
移住者が多いためか、
全体的にクールな雰囲気も印象的だった。
さて、小笠原というと、きれいな海!
イルカと一緒に泳ぐドルフィン・スイムとか、
ホエール・ウオッチングも当然、取材に組み入れなきゃならない。
でもオレ、そういうのにあまり興味ないほうで、
かといってカメラマンだけ行ってもらうわけにもいかないから、
しぶしぶ参加することにした。
ドルフィンスイムは、小さな船に乗り込んで、
沖へ出て、イルカの群れを見つけたらいっせいに海に入って
ウエットスーツとフィンとゴーグルつけて、一緒に泳ぐというもの。
海を普通に泳いでるイルカだから、人に慣れてるわけでなく、
「絶対に手を触れたりしてはいけません」と厳命され、
ただただ、一緒に泳ぐだけ。
なのに、なんかすごい興奮しちゃうんだ。
結構長いこと一緒に泳いでると、
イルカがそばにやってきたり、追い抜かれたりして、
グループに入れてもらってるような気分にもなった。
海の中の風景はというと、
インストラクターの人からもらった写真があるんで、
それをご参考に。
イルカとひとしきり遊んだあとは、
クジラを求めてホエールウオッチングへ。
その途中は船上からの父島観光も兼ねていた。
これは確か、ジョン・ビーチ?
これはどこだっけ?
そうこうしてるうちにクジラ発見!
ブロウを残して海中に行っちゃった。
マッコウクジラだったと思うけど、
あのでかさは迫力満点。
わざわざ実に来る価値ありと再認識。
クジラも見れて満足したあとは、
ここの水のきれいなことといったら!
オレの少ない経験の中でも、ここはピカイチ!!
いやぁ、最初はしぶしぶだったんだけど、
こんなに楽しいなんて、本当にいい経験させてもらった。
島内の取材は、西本君の奥さんのピーちゃんと、
生まれて間もなかったマリンちゃんが案内してくれた。

カフェでのんびりしてたら、
柱にはこんな住人が。
小笠原特有のトカゲで、
グリーンアルノーとかって名前だっけ?
色がキレイでかわいくて、
オレはすっかり虜になった。
夜のネイチャーツアーとかも有名だけど、
このときは取材対象じゃなかったんでパス。
今思うと残念なことしたな。
食べる店は、なかなか充実。
寿司屋の「勘佐」では、
小笠原名物の島寿司を堪能。
これはカジキマグロのヅケのにぎりで、
ワサビじゃなくてカラシが使われているもの。
もともとワサビなんてなかったからだと思うけど、
これが結構合ってて、目からウロコ。
また、ウミガメ料理ってのも島名物らしく、
いただいてみたけど、これはそこそこ。
レストラン「チャーリー・ブラウン」はテラス席があり、
デカうまハンバーグに舌鼓。
バー「Bonina」は海沿いにあって、食事も充実。
めちゃめちゃ気持ちのいい空間だった。
居酒屋「茶里亭」では
直径30㎝以上もあるイカリングフライにビックリ!
これはソデイカとかいう種類でよくとれるらしい。
クサヤ(新島よりライトらしいが、オレは降参)とか、
初物づくして大はしゃぎ!
それにくらべて、宿泊施設がイマイチなのが、
小笠原のウィークポイント。
これは小笠原唯一のリゾートホテル
「ホテル・ホライズン」。
天皇皇后両陛下もここにお泊りになったそうだが、
他のリゾート地区のホテルに比べると、
あまりにもお粗末と言わざるを得ない。
西本君が言ってたんだけど、
小笠原は国有地や所有者不明地が多すぎて、
売買できる土地がほとんどないらしい。
だから、地価や家賃は都内と変わらない値段。
なのに賃金レベルは低いと来てるもんだから、
暮らし難い事この上ないとか。
西本君も最初は一戸建てを買って、
家族でのんびり暮らすつもりだったらしいんだけど、
なかなか思い通りには行かないとか。
そんな中でも西本君はすごい頑張ってた。
その甲斐あって、お土産物屋さんをオープンしたって、
去年の年賀状に書いてあった。
お店の名前は「ホピカン」。
小笠原在住アーティストの作品を取り扱い、
西本君はそこでウクレレを教えたりしてるみたい。
知らない人のブログに紹介記事があったんで、
ココ
をご参考に!
最後に、出港前に見送りに来てくれた
西本君一家の記念写真を無断掲載。
マリンちゃん、いくつになったんだろ?
すごく人見知りだったのが、
最後の最後にようやくなついてくれたんだよな……。
オレの事は覚えてないだろうな……。
片道25時間半の船旅は辛いけど、
小笠原には必ずまた行かなきゃいけない気がする。











