元横綱・琴桜が親方であることから、
佐渡ケ嶽部屋の力士の四股名には、
先場所優勝した琴欧洲をはじめ、
ことごとく頭に「琴」の字がついている。
この部屋出身の「琴悠」関がオープンした店が、
「地鶏とちゃんこ 悠」。
四股名は、本名の悠に琴をつけたんだな。
現役時代の活躍のほどは知らないけれど、
料理好きで研究熱心な人のようで、
地鶏の産地を訪ねて仕入れ、
鍋のスープも日々研鑽を重ねていて、
今もどんどん進化している最中。
最初は約10年前に新宿五丁目に店を構え、
じわじわと人気を集め、
現在は2階まで店を広げるという成功ぶり。
で、ついに相撲のメッカ・両国にも支店を出し、
ある意味、錦を飾ったと言っていい?
両国店の料理は、やはり元関取が司っている。
(オーナーは新宿店の厨房に入ってるから)
この人がまた熱心でいい腕してて、言うことなし。
鹿児島の知覧(特攻隊で有名な地)の地鶏を使った、
たたきと炭火焼は、鶏自体の美味さを堪能できるって感じ。
これで、かなり酒が進む。
酒はビールや日本酒のほかに、
芋や黒糖の焼酎、泡盛がずらり。
こういうラインナップを見て、
元琴悠氏は南九州の出身かと思ったら、
千葉出身だって。
好きなものを集めているうちにこうなったんだそう。
やっぱ、研究熱心だ。
で、ちゃんこ鍋は、醤油、味噌、塩と3種類。
オレらがお願いしたのは、塩ちゃんこ。
このスープがもう絶妙な味わいで、
アッサリした薄味なんだけど、深みがあって、パンチがある。
黒ゴショウが入ってるそうで、
香りとともに最後にヒリっと辛みもある。
この塩ちゃんこは、
キャベツをはじめとした野菜の甘みが立って、
箸が止まらない。
地鶏がごま油で軽く炒めてあって、
香ばしくてやわらかいのにもビックリ。
最後にうどんをとおもったが、
スープが足りなくなるほど。
(ちゃんと足してくれたけど)
これで¥1950ってのは感涙もの。
「地鶏とちゃんこ 悠」
は飲み屋としても抜群だ。