北郷の猪八重渓谷(いのはえけいこく)の近くに、
3月6日オープンしたばかりの宿「合歓のはな」
に着いたのは、
約束より1時間遅れの16時。
猪八重川に沿って10戸の離れが立ち並ぶ宿は、
まじりっけなしの大自然の中に寄り添っているかのよう。
猪八重川は非常にきれいな川で、水が清すぎて蛍もいないほど。
その代わりに、天然うなぎなんかがとれるとか。
自然に寄り添うような宿は珍しくはないけど、
新規オープンの宿で、ここまで自然に即しているところは、
ほかに思いつかない。
宿の施設内の木々はまだ植えられたばかりで、幼くて初々しい。
しかし、周りに目を転じると、川と森があるのみ。
そう、思いっきり自然!
それでいながら施設は十全。
こんな環境は願ってもないものだと思う。
チェックインはロビーのバーで、
お茶とおつき菓子をいただきながら。
この日は料理長手作りの抹茶ムース。
バーの隣には暖炉のあるライブラリースペース。
ロビーのそばにはこんなスペースもある。
こちらの室内は完全禁煙でテラスでのみ喫煙可。
では、部屋へ。
どの部屋もデザインやインテリアが異なっていて、
外光がふんだんに入るようになってるところが気持ちいい。
窓を開けると川のせせらぎが聞こえ、
それにカジカやウグイスの鳴き声が混ざりあって、
オーバーじゃなく、いながらにして心が和んでいく。
川のそばに設けられた部屋専用の露天風呂には、
すだれで覆われていた。
これは、かえるが飛び込むのを防ぐため。
かえるって、よく露天風呂に飛び込み自殺するんだって。
すだれを取り払ってつかってみたら、
思いっきり自然の中にある環境が実感できて、
開放感も気持ちよさもこの上ないほど。
この後は夕食なんだけど、
またまた長くなりそうなので別日記にまとめることにして、
夕食後のロビーの話へ。
ロビーの大きな窓から見る、
ライトに照らされた自然はなかなかおつなもの。
ここでは地元・北郷の芋焼酎が無料!
同じ芋焼酎でも、宮崎の芋焼酎は、
黒霧島に代表されるように飲み口がまろやか。
「銀滴」をはじめとした北郷の芋焼酎も、
口当たりがやさしくて甘い香りが楽しめる逸品ぞろい。
少しでも土地の良さを知ってもらいたいと思う、
宿のポリシーが感じられるサービスだ。
「合歓のはな」
でひとときを過ごした感想は、
純度の高い自然に抱かれながら、
心も体もリセットされるような感覚とでもいえばいいだろうか。