東京は今が桜の盛り。
本当にどこもかしこも春爛漫!
昨日うかがったお宅は、
今年の初めに完成したばかりなんだけど、
中庭に植えられた桜がもう咲いていた。
まだ若い木だから花は少ないけど、
家にいながらにして花見ができるなんて、
なんて粋なデザインだ。
うちの近くの目黒川を昨夜通ってみたら、
明かりはすでに消えてるものの、
満開の桜でほの明るかった。
ストロボ使って撮ってみたら、
思いの外きれいに撮れて感心。
余計なものが黒くつぶれちゃうから、
かえってきれいになるんだな。
だって、昼間の目黒川はこの調子。
天気悪いから尚更か。
ジャンクション工事もずいぶん進でて、
桜とのコントラストが異様。
そういや、池尻大橋駅には
花見の待ち合わせらしき人がいっぱいいて、
ちょっと雰囲気が違ってた。
桜って、人の心をソワソワと
落ち着かなくさせるものだと思う。
だから、桜の木の下には死体が埋まってる、
なんて話が生まれるんだろうし。
実際、土葬した盛り土の上に、
墓標代わりに桜を植えたこともあったとか。
そう考えると、桜ってなんだか妖しい。
桜というと西行だけど、
彼を慕った芭蕉の句が、
最近妙にフィットする感じ。
そういう年だもんな。
さまざまなこと思い出す桜かな 芭蕉