さてさて、「海のしょうげつ」での食事は、
朝夕ともダイニング(食事処)で。



それぞれに景色が異なる部屋が10室。
どの部屋も趣がある。


で、日もとっぷり暮れてから、ようやく夕食。


色とりどりの春の味わいが盛られた前菜。ホタルイカや山菜にインパクトがあった。


飲み物は、せっかくだから地ビール。
苦味が強くでオレ好みの味!
この後、地酒の「国盛」に。


大アサリの蒸し寿司。
手のひらほどもある貝殻にビックリ。


お造りは太刀魚やノレソレ(穴子の稚魚)など、
いずれも素晴しい味。
なんでも近くに豊浜港、諸崎港という、
大きな漁港があるおかげで、
いい魚が仕入れられるのだとか。

この地域にはあまり来たことがなかったのだけれど、
こんなにいい魚が揚がるとは!!


煮物椀の代わりのアブラメしゃぶしゃぶ。こういう出し方は、旅館ならではのよさか。


牛は「しょうげつ」本家からくる、
飛騨牛!!

やっぱ飛騨牛はウメェ!!


蛤のふわふわ蒸しで気分転換!


さらに鰆の松前煮。
これ、魚なしでもよかったかも。


さらにメインクラスがもうひとつ! 伊勢えびとタコの石焼き。

この辺の海はエビが豊富だそうで、
それをえさにしているタコは美味いんだって。
確かに、エビもタコも美味かった~~。


しめのご飯と一緒に、小女子のかき揚げ。
オレ的には、こういう出し方は歓迎!

今は小女子の旬だそう。
そう言えば淡路島のイカナゴくぎ煮も、
ちょうど今ごろが旬のはず。
という話を給仕係の女性にしたら、
イカナゴと小女子は同じなんだって。


デザートの卵プリンは、昔懐かしい味わい。
量的にもちょうどよかった。


こちらの板長さんは30歳という若さながら、
京都で懐石の修業をしてきた精鋭。

旅館料理というものにまだ戸惑いがあるそうだが、
けれんみのない直球勝負の料理の数々は、
この地の食材と京都のだし文化がうまく混ざり合って
非常に満足度が高かった。

しかし、中には舟盛りやら食べ放題を望む声があったりして、
支配人ともども悩みどころだとおっしゃっていた。

でも、そんな客に来てもらう必要ないと思うが。
「食」の楽しみがわかる人だけを相手にすればいいのでは?

だって、1人3万8500円~という価格なんだし、
宿の提案する料理で押していけばいいとオレは思う。
それができる板長だと思うから。


食事の後は部屋での~んびり。

やることもなくグズグズできるのって、
本当に久しぶりだ。


翌朝の食事がまた感動もの。

キスや太刀魚、味やフグなどの一夜干しを、めいめいの炭火で焼いていただく。
それぞれに醤油やみりん、塩で味付けされた魚の干物は、
2~3口で食べられるジャストな大きさで、うまさ抜群!!


自家菜園の野菜を使った漬物もうまいし、昨夜の伊勢えびの頭の味噌汁もうまい。
朝食はまったく隙のない構成で、始終唸りっぱなし。


昨夜話してた「くぎ煮」を、
板長が小女子でつくってくれてた!!
これがまた美味くて美味くて、
心遣いとともに胸にしみた。


夕食はまとめ切れてない部分も感じたが、
朝食は量は程よく、無駄な皿もなく、見事なもの。

給仕係の女性も非常に行き届いていて、
老舗旅館並といっていい。

これで、小女子くぎ煮やドレッシング、干物などが、
お土産として販売されていたら言うことなし!!


部屋やパブリックスペースは心地よく、
食事もほぼ言うことなし。

オープン半年でこの内容というのはすごいこと。

経営母体もしっかりしているし、
これからの発展は間違いないだろう。

自家菜園が整ったころに行ってみなきゃ。


「海のしょうげつ」の詳しいことは、こちら。