伊勢といったら、「赤福」。
消費期限の偽装などで営業自粛に追い込まれたものの、
再開の際には長蛇の列。
かえって伊勢のいい宣伝になったと、
タクシーの運転手さんが言っていた。
実際のところ、赤福の報道以来、
伊勢神宮への観光客は右肩上がりなのだとか。
営業面では大打撃だったろうが、
伊勢のためには役にたち、
赤福の面目躍如といったところか。
その赤福、旧参道街道「おはらい町」という、
商店街にある2店舗はこの日も長蛇の列。
なんでも営業再開当日には、
100個まとめ買いした業者がいて、
1箱700円のものを1200円で売っていたとか。
1個あたり500円の儲けとして、
100個で50,000円!
そんなあこぎな商売人が登場するほど、
赤福ってのはもてはやされているようだ。
しかし、寒風の中で並んで待つほどのものかね……。
伊勢神宮巡りを二見ヶ浦で終えた後は、
JRで伊勢市に戻り、ホテルに帰還。
ホテルの名前は伊勢パールピアホテル。
鳥羽が近いからか、パール関連の店も多かったな。
ここには大浴場があり、薬草風呂が目玉。
まずはサウナに入って
冷えた体を温めようとするが、
10分いても汗が出てこない。
というか、体の芯が温まらない。
どんだけ寒かったんだか……。
晩飯はフロントの人に聞いた割烹「大喜」へ。
大衆割烹&寿司屋といった趣の店で、
まずはお決まりのビールとつまみを頼む。
ワカサギの南蛮漬けと、穴子天ぷら。
携帯カメラの画像が悪くて実像をとらえてないけど、
かなりいい感じ!
メニュー書きを見ていると牡蠣が多い。
なんでも、鳥羽の桃取というところの牡蠣が美味いのだとか。
板さんおすすめの酢牡蠣をいただいたら、
なるほど!
少々と粒ながら身はプリプリでクリーミー。
3個500円という値段も気に入った!!
ここの板さんは、愛想が良くて、
見るからに人好きのする感じの人。
おかげで楽しく食事ができた。
翌日も朝が早いので、
冷酒1合で切り上げてメシへ。
オーダーは郷土料理の「手こね寿司」。
かつおのヅケの下には、
大葉とゴマを混ぜたすし飯。
見事なコンビネーションだった。
なんでも、手こね寿司は家によって、
地域によって具材が異なり、
すし飯でなく白米を使う場合もあるのだとか。
魚はかつおのほかに、マグロやアジ、
伊勢えびを使うところもあるそうだ。
板さん曰く、伊勢えびの手こね寿司は、
そりゃあ美味いんだって。
そりゃそうだろう。
帰りに気づいたんだけど、
こちらの店頭にもお雛様が飾ってあった。
地域をあげてお雛様を飾ってるところなんだな。
明けて翌日。
伊勢神宮にてひと仕事終えた後、
思い残したことがあったので、
おはらい町に行ってみた。
その思い残しがこれ。

悪評高い(失礼)、伊勢うどん。
柔らかくて太い麺に、
甘がらいタレがからんだ伊勢うどんは、
噂に聞くほどひどくはなかった。
これは「うどん」と言うよりも、
具とだしのない「すいとん」と考えた方がいい。
しかし、やけに腹が膨れる食い物だ。
かくして、伊勢の旅は悔いなく終了。
と言いたいところだが、
帰りのタクシーの運転手さんが、
「おかげ横丁」の三種の神器を教えてくれた。
曰く、
「豚捨」の串かつとコロッケ。
魚のすり身を揚げたまる天。
串に刺したキュウリの一夜漬け。
それで足りなかったら、
干物屋で試食を繰り返せばいいと。
立ち食い、買い食い大好きなオレには、
思いっきり悔いが残った。
また多分、伊勢神宮に来なきゃいけないから、
そのときこそは!


