日曜の夜は、祇園ホテルに泊まり、

けっこう仕事が進んだ。

で、気がついてみると22時近く。

晩飯食いそびれてた!


「権兵衛」でうどんでも食おうと思って、
花見小路の横断歩道を渡り終えたところで、
「かぼちゃのたね」の大将とばったり会う。


閉店したからってことで

一緒にメシに行くことになり、

大将が案内してくれた店は、
焼酎が豊富な飲み屋「はなたれ」


「はなたれ」とは、

焼酎の初搾りのこと(だったはず)。
いかにも焼酎専門店らしい店名に

期待が膨らむ。

カウンターだけの小さな店を切り盛りするのは

宮崎出身の若い主人。
焼酎はもとより、

料理も美味くて居心地もよかった。


明けて月曜日は、

京都在住カメラマン・ハリー中西氏の車で、

裏六甲にある料亭旅館「桂山荘」の取材。



そりゃあもう立派な料亭!!

こちらは、もともと西宮の料亭で、

常連さんが「泊まりたい」と言うから

宿泊を受け付ることにして、
離れを造ったとか。


ただし受け入れは一日一組。

立ち働く仲居さんたちは、

レトロ感たっぷり。
年齢も対応も、思いきり昔気質で、

まるで映画の世界に足を踏み入れたよう。


サロンの調度品を眺めてると、
女将が有名人と一緒に写ってる写真とサインやら、
孔雀の羽で描いた孔雀の絵とかがあった。

好みが分かれるところかな。


女将の好意で、昼飯をいただいたら、

どれもさすがの味わい。

板長の腕は相当なものと見た。


しかし、この日の取材は、

京都の女性ふたりに体験宿泊をしていただくため、

オレは宿泊できず。


ま、裏六甲はFOMAが入らないし、

ネットもムリだからそれはそれでいい。


仕事の後、ハリーさんに西宮で下ろしてもらい、

携帯つかって楽天トラベルでホテルを探す。


翌日のことを考えた末、

宿に最も近い宝塚ワシントンホテルに決めて、

西宮の阪神百貨店で晩飯を仕入れる。


料亭料理の足元にも及ばない内容だけど、
オレはこういうのがけっこう好き。



ホテルで仕事するつもりが、
CSのタカラヅカ・スカイ・ステージ観ちゃって、

全然はかどらなかった……。