今年、宮古八重山へ仕事で行ってから、
体の芯に沖縄がどっかと居座ったっきり。
そんなとき、ある沖縄料理店の取材にうかがった。
赤坂にある店に足を踏み入れるやいなや、
そこに漂うかつおだしの香りが鼻をくすぐり、
期待は増すばかり。
ここで供される料理は、
いわゆるチャンプルーのような家庭料理じゃなく、
宮廷風というかソフィスティケイトされた沖縄料理。
宮古八重山から毎日直送しているという野菜を
ふんだんに使用しているところに特徴がある。
器やしつらえがしゃれていて、値段もそれなりに。
そうそう頻繁には利用できないかな。
では、料理の一部を。
1前菜
イカの豆腐恙和え、糸瓜の味噌田楽、
アーサーの寒天寄せなど。
中でも飛び切りが、ドラゴンフルーツと生ハム。
実はこれ、正面が逆。
2酢の物
ゴーヤとエビ、イカを使った苦味の利いた一品。
ガラスの器がしゃれまくり!
3お造り
石垣鯛の焼き霜。
ツマは白パパイヤと長命草、海藻。
赤いのはザクロ。
シークワサーを絞っていただく。
これまた正面が逆です。
4椀物
沖縄風豚汁とでも言おうか。
風味豊かで甘みのある味噌が優しくて、
温かみがあって、ほっと和む味わい。
5煮物
沖縄料理でもっともポピュラーなメイン、
ラフテー。
オオタニワタリと アダンの芽、
マコモダケが添えてある。
どれも、野菜に勢いあって、
その口当たりがいいアクセントになって、
口の中でいろんな味や香りが渦巻く感じ。
写真でわかると思うけど、
器や盛り付けの美しさもこちらならでは。
沖縄料理が苦手な人でも、
こちらの料理なら絶対平気!
一皿ごとに驚きを感じながら、
いかに琉球の宮廷が豊かであったか、
認識を新たにしてくれる店だった。