倉敷景観保存地区の裏通り、

阿智神社の近くにある「吉井旅館」 は、

江戸後期に立てられた民家を改装した、

古きよき日本建築の粋が楽しめる宿。



決して広くはないのだが、

空間が上手に使われていて、

日本の家屋の知恵がそこここに感じられる。


老舗高級旅館の呼び名にふさわしく、

懐石料理の美しさや味わいは、

見事なもの。




うかがった時期は街を上げて、

雛人形の飾りを公開中。


代々家に伝わる御殿雛が、

由緒ある歴史を伝えてくれていた。


この宿の泊まっていると、

倉敷の伝統が体の芯までしみてくるようだ。