麻実れい主演の舞台「黒蜥蜴」を観てきた。

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眼鏡忘れてあせったけど、
ベニサンピットはステージが近いから平気だった。

黒蜥蜴のターコ様、美しい、素晴らしい!!
背中の開いたドレスから見える肌もキレイ!!


そして、一瞬、男前!!(笑)

三島由紀夫作の台詞も立て板に水で、
まるで、彼女のワンマンステージ。

明智小五郎をはじめとした主要男性陣(雨宮以外)は、
文句なく上手い。
けど、見た目、特に体のバランス的にしんどい。

ターコ様を引き立たせるためのキャスティングか?


ほかに目を引いた役者さんは 老家政婦ひな役の浅利香津代。
ホントに、舌を巻くほど上手い。

意外な収穫だったのが、
雨宮役の山崎雄介と早苗役の宮光真理子。

ふたりとも前半は「大丈夫か?」な出来なんだけど、
後半になってからから、

早苗は急にエロスをにじませるようになるし、
雨宮も台詞が流れて

存在の美しさを発するようになっていた。

役の性格が多少変わるから、「にん」に合ったってことか?


で、ひとつだけ感想を言わせていただけるとしたら、
ターコ様はエロスという感じが薄いんだな……。



そのためか、傲慢で酷薄でいかがわしいはずの黒蜥蜴が、
高潔でピュアな感じをたたえている。

ターコ様の黒蜥蜴はそんな女性として完成してるから、
全然OK、問題ナシなんだけど、
猥雑なイメージが支配する原作の世界を期待すると、
ちょっと違うかも。



ま、エロスが前面に出てくると、
芝居世界がチープになってヤバいんだけどね。(誰とは言いません)



三島由紀夫の戯曲の特徴である、
比喩や暗喩、逆説の洪水のような美しく長い台詞を聴いてると、
その昔かかわった「卒塔婆小町」を思い出す。

三島芝居はやっぱ台詞が流暢じゃなきゃいけない。


しかし、カンパニーとして非常にまとまっていて、
充実しまくってる感じが伝わるターコ様の「黒蜥蜴」を観て、
もっともっといろんな舞台を観なきゃいけないと痛感した。

やっぱ舞台はいい!!