土日の観劇三昧のあとを締めくくるため、
気合入れていった店がここ!


板長の緒方さんは、

若くして京都駅ビルの店を任されていた人で、
以前は何度かうかがい、カウンター越しに、

色々な話を聞かせてもらったっけ……。

緒方さんは毎朝、農家に自ら出向き、
食材の質を見極め、農作業に汗を流す。

その合間に茶道や書道、華道を学び、
懐石のプレゼンテーションについて考える。

非常に研究熱心で好奇心旺盛。

しかも、味覚にも長けているツワモノ。

それがオレの受けた緒方さんの印象。

現在の食の主流となっている食材追求主義を、
自らの感覚で早くから取り入れ、
日々進歩している人と言ってもいいだろう。

だから、新しい店に「栄転」したと聞き、
興味津々だったけど、なんだか機会を逸して、
ようやくこの夜、うかがうことができた。

ここを予約してくださったのは、京都の「食」の番長E様。

ホントにホントに、アリガト~~\(^o^)/

ってことで、
E様と編集F様とオレの3人でカウンターに座り、
食のエンタテイメントの始まり!始まり!


まずは新茶でもてなされ、

青竹の爽やかな香りとともに一献いただく。


プロローグは水茄子とウニの競演。
油を通した水茄子って、ホント美味い。
それにまたウニとベッコウ餡がねっとりからんで、

その相性と言ったら!

3人して大はしゃぎしながらペロリと平らげる。




お造りはトリガイ。

アイナメは揚げてタデおろしで。


このあたりは北陸・日本海の食材が続く。
旬の味がどこにあるのか、

さすがによく知っておられる!



濡れてますよ~~、

なんて言っちゃいそうになるほど、
キレイに水が打たれた漆の美しさったら……。
蓋を開けると、中には鯛の白子のすり流し。
繊細なポタージュといった趣。



カウンターの向こうで炭焼きにされていたウナギは、
イキのいいきゅうり&大量のゴマと一緒に酢の物で。
さらに、大トロが極レアのステーキで!!
薬味のミョウガがおっそろしくいいアクセント。

あまりの楽しさに3人の騒ぎはやむことを知らない。


基本的にオレは、美味いものを美味いと言いながら、

自分で食事を盛り上げるタイプ。


そういう雰囲気で食事すると、
美味いものがさらに美味く感じられていい。

で、3人の騒ぎの火に油を注いだのがこれ。


レンコンのでんぷんから作ったという葛きり!!
本葛よりもやわらかくて口当たりがよく
ショウガ入りの黒蜜なんと粋なこと!


味覚が落ち着いたところで、

山ウドと松坂牛の炒め煮。
花山椒ドッサリで、

山菜フリークのオレにはたまらん味!!


〆は、鱧ごはんと味噌汁と自家製たくあん。
ごはんはもとより、たくあんの素朴な味わいにしびれた。


デザートは
「ドリアン、マンゴスチンと並ぶ世界の三大フルーツのひとつ」
と言われたが、なんのこっちゃわからん。



実を見せてもらったけど、依然わからん。

で、答は「チェリモヤ」。

ドリアンには同意したくないけど、
確かに味は王様クラス!!

さらにデザートがもう一品。

板長自らたらい舟に乗ってつんできたジュンサイを、
甘いタレでいただくという珍品。

あまりに素敵なアイディアに絶句状態……。



最後はお薄と京番茶で、お口スッキリ!!

この間、ビールと白ワイン数杯を飲み、
お会計は1人¥14000。


そんなに安くていいの?!

しかし、しかし、さすがは緒方さん。


食の楽しさを存分に堪能させていただいた。


その後、E様はご予定がありサヨナラ。
F様とふたりで寺町二条のバーに行き、
シェリー、マール、グラッパ、ラムを飲む。

強いのばっかなんだけど、
いい感じのほろ酔いでホテルに戻る。

上品な店で上品に飲むと、

悪酔いしないんだな……。


改めて思い返してみると、

怒涛のタイムスケジュールで、
いろんな刺激を受けまくった週末。

こんな時間が待ってるんだから、
日常がいくらハードでも耐えるしかないな。