先日、見るともなしにテレビをつけてたら、

「子供たちが倒したと自首してきました」と
ニュースのアナウンサーが言ってた。

何のことかと思って画面を見たら、

無残に倒された石仏群。

見たことあるなと思ってたら、

案の定、「石峰寺」での出来事だった。


石峰寺(せきほうじ)とは、

伏見稲荷大社の南側に位置する黄檗宗のお寺。

中国の影響がまだ色濃く残る禅宗系寺院は、
建物にも中国的な意匠がほどこされていて、

エキゾチックなムード。


なんだか遠くまで来たような気分にしてくれる。

子供たちが倒した石仏とは、

あの、伊藤若冲が下絵を描いたとされる、

五百羅漢像の一部。


五百羅漢像は、釈迦の誕生からん入滅までが、

ユーモラスな姿の石仏で表されたもので、

中には、若冲自信がモデルと目される石像まである。

苔むした石像の風情にもゆかしいものがあって、

どれだけ見てても飽きないほど。


ここの池には天然記念物のモリアオガエルが生息していて、
あやうく踏んづけちゃいそうになってあせったりして。


そんな曰く所以のあるお寺なのに、

オレが行った夏場には観光客はゼロに等しく、
まさに穴場と言うべきところ。

紅葉の時期も美しいらしい。

祇園祭の山鉾巡行やら、宵山やら、

紅葉シーズンやら、
京都にはやたら人が集い、

お決まりの場所に集中するけど、
こんな静かな場所もあるんだよ~~~!