この日はこのお寺が目的の地。


新撰組で有名な壬生寺。

ここにはもうひとつ有名なものがある。


それが行われるのがこの大念仏堂。


ここは、春と秋の「壬生狂言」が行われるところ。
建物は、京都で初めて重要文化財に指定されたもの。


壬生狂言の歴史は鎌倉時代にさかのぼり、
円覚上人が、文字を読み書きできない庶民のために、
仏の教えがわかるように行ったパントマイム劇が発祥。

それが700年途絶えることなく、
現在も受け継がれていることにまず驚いた。


この日は壬生狂言を演じる人たちが、
月に一度集まって稽古をする日。


その見学にうかがったというわけ。


大念仏堂は2階が舞台になっており1階は楽屋。


実際に開催される春と秋の前は、
舞台を使用してみっちりリハーサルを重ねるけれど、
シーズンオフの間は、自主的に集まって、
1階でおさらい会をやっているといった趣だとか。



下は小学3年生から上は団塊の世代まで、
各年齢層がまんべんなく集まっていて、
皆さんまじめに、熱心に、もくもくと自主稽古を行っていた。


彼らはプロじゃないので報酬はなし。
しかも、それぞれに仕事があるので、
スケジュール管理は楽ではない。
それは小中学生たちも同じこと。

しかしながら、

伝統ある壬生狂言の伝承者として、
芸の研鑽を欠かしてはならない。

そんな状況にありながら、

今日までしっかりと受け継がれてきたことには、

敬意を表したいほど。


壬生狂言は即ち仏の教えであるわけで、
それを演じる人々は、
まさに仏の分身のような人たちだった。