土曜日は台風による豪雨&強風にもめげず、
仕事先の人に誘われて、東銀座で劇場をはしご。
いずれも定期公演の間に行われる企画モノで、
新橋演舞場では「三響會」の昼の部、
その後歌舞伎座では「鶴瓶のらくだ」。
「三響會」は、能と歌舞伎の重鎮的囃子方を両親に持ち、
それぞれに能と歌舞伎の囃子方として活躍する三兄弟、
亀井広忠、田中傅左衛門、田中伝傅次郎による主催公演。
2階席だと聞いてたけど、最前列だったから、
観やすいことこの上なし。
プログラムを見ると、内容は、
能と狂言と歌舞伎のエッセンスを盛り込んだ内容の3作品。
幕開きは「能楽五変化」。
能の5要素(神・男・女・狂・鬼)をひとまとめにした内容で、
初心者にはありがたい演目。
最初、能舞台とは異なる空間での演能に違和感を覚えたけど、
5役の能楽師はみな、空間を自由に使っていて、
軽やかさや重さ、やわらかさがより強く感じられた。
「月見座頭」は狂言から得た舞踊もので、
振付・作曲の藤間勘十郎の踊りの緩急の巧みさに感心。
狂言のパートは本職の茂山逸平と中村勘太郎。
勘太郎くん、ますます味わい深くなってきてる!
語りの昼の部は片岡愛之助、夜の部は野村萬斉。
明らかに役不足というか、
こんな少ない出番のために、ご苦労様です。
最後の「獅子」は能の「石橋」と歌舞伎の連獅子のミックスもの。
親獅子2人を担当するのが能楽師で、
これがタップリとしたふくよかさがあって出色。
仔獅子は歌舞伎の市川亀治郎と中村七之助。
もともと七之助は好きじゃなかったんだけど、
前日まで演舞場で連獅子をやってたからか、
赤髪を振り乱す仔獅子に勢いがあって見直した。
対する亀治郎は、大河の影響か風格みたいなものがあって、
見た目がもう仔獅子じゃない……。
上手いんだろうが、能との対比だと損してるな。
また、「獅子」でようやく囃子方三兄弟が勢ぞろい。
さすがの息とテンポで、舞台はしまりまくり。
特にめだってたのが、 大鼓の亀井広忠のシャウト&しばき!
その熱気が全体をリードしてたようにも感じた。
とにかく、「獅子」はエンタテインメント性が高くて、
素人にも楽しめて、ハラショー! ブラボー!!
ええもん見せてもらいました。
次の予定まで時間があったから、
銀ブラ(死語?)でもしようかと思ってたけど、
台風のせいで断念。
結局、歌舞伎座の並びの喫茶店でオムライス食った後、
歌舞伎座に併設されてる簡単なカフェに入り、
200円のコーヒーで90分も粘った。
歌舞伎座で観た公演は「鶴瓶のらくだ」。
笑福亭鶴瓶が古典落語に挑戦するもので、
各地の古い劇場を巡演し、大好評を博したものらしい。
いただいたチケットは招待らしく、2階桟敷席。
最初は楽ちんだと思ってたんだけど、
つねに首を横に向けてる態勢だったから、肩凝った。
場内が期待でいっぱいの中、いよいよ開演。
定式幕のまえに洋服の鶴瓶が登場。
それだけで場内大喝采。
テレビでやってるようなひとりトークを繰り広げ、
この舞台を最期に鶴瓶は亡くなったという設定で、
お葬式のセットが現れる。
こういうの、あんまり好きじゃない……。
続いて鶴瓶の新作落語2本。
高校時代の先生と実の母親の話で、
どちらもさすがに面白かった。
「らくだ」は古典落語のひとつで、
師匠であった笑福亭松鶴の十八番だったものだとか。
最初のトークのところで、鶴瓶は師匠の話を盛り込み、
落語の稽古をつけてもらったことがないと言っていた。
古典落語に取り組むようになって4年目だとも。
とはいえ、鶴瓶だし、うまくやるだろうと思ってたけど、
古典落語には苦戦していたように見えた。
確かにテレビやラジオで鍛えた話術は抜群。
だけど、古典落語をやる上においては、
話術だけでは足りないものがあった。
たぶんそれが「話芸」ってものなんだろうな。
もっとも困ったのは、人物描写に明確な違いがなくて、
誰と誰が会話してるかわからないときがあったんだもん。
これって、オレが素人だからかな?
オレ自身、落語を観に行ったのは初めてだし、
全然詳しくはないけれど、
松鶴だったら、枝雀だったら、と思っちゃった。
でも、鶴瓶が上方古典落語の扉を開いてくれたのは確か。
けっこう笑ったのも確か。
落語を知るいいきっかけになったし、
これからも古典落語への挑戦を続けてほしいと思った。
いずれも人から誘われた舞台だったけど、
いい経験ができてホントいい休日だった。
仕事先の人に誘われて、東銀座で劇場をはしご。
いずれも定期公演の間に行われる企画モノで、
新橋演舞場では「三響會」の昼の部、
その後歌舞伎座では「鶴瓶のらくだ」。
「三響會」は、能と歌舞伎の重鎮的囃子方を両親に持ち、
それぞれに能と歌舞伎の囃子方として活躍する三兄弟、
亀井広忠、田中傅左衛門、田中伝傅次郎による主催公演。
2階席だと聞いてたけど、最前列だったから、
観やすいことこの上なし。
プログラムを見ると、内容は、
能と狂言と歌舞伎のエッセンスを盛り込んだ内容の3作品。
幕開きは「能楽五変化」。
能の5要素(神・男・女・狂・鬼)をひとまとめにした内容で、
初心者にはありがたい演目。
最初、能舞台とは異なる空間での演能に違和感を覚えたけど、
5役の能楽師はみな、空間を自由に使っていて、
軽やかさや重さ、やわらかさがより強く感じられた。
「月見座頭」は狂言から得た舞踊もので、
振付・作曲の藤間勘十郎の踊りの緩急の巧みさに感心。
狂言のパートは本職の茂山逸平と中村勘太郎。
勘太郎くん、ますます味わい深くなってきてる!
語りの昼の部は片岡愛之助、夜の部は野村萬斉。
明らかに役不足というか、
こんな少ない出番のために、ご苦労様です。
最後の「獅子」は能の「石橋」と歌舞伎の連獅子のミックスもの。
親獅子2人を担当するのが能楽師で、
これがタップリとしたふくよかさがあって出色。
仔獅子は歌舞伎の市川亀治郎と中村七之助。
もともと七之助は好きじゃなかったんだけど、
前日まで演舞場で連獅子をやってたからか、
赤髪を振り乱す仔獅子に勢いがあって見直した。
対する亀治郎は、大河の影響か風格みたいなものがあって、
見た目がもう仔獅子じゃない……。
上手いんだろうが、能との対比だと損してるな。
また、「獅子」でようやく囃子方三兄弟が勢ぞろい。
さすがの息とテンポで、舞台はしまりまくり。
特にめだってたのが、 大鼓の亀井広忠のシャウト&しばき!
その熱気が全体をリードしてたようにも感じた。
とにかく、「獅子」はエンタテインメント性が高くて、
素人にも楽しめて、ハラショー! ブラボー!!
ええもん見せてもらいました。
次の予定まで時間があったから、
銀ブラ(死語?)でもしようかと思ってたけど、
台風のせいで断念。
結局、歌舞伎座の並びの喫茶店でオムライス食った後、
歌舞伎座に併設されてる簡単なカフェに入り、
200円のコーヒーで90分も粘った。
歌舞伎座で観た公演は「鶴瓶のらくだ」。
笑福亭鶴瓶が古典落語に挑戦するもので、
各地の古い劇場を巡演し、大好評を博したものらしい。
いただいたチケットは招待らしく、2階桟敷席。
最初は楽ちんだと思ってたんだけど、
つねに首を横に向けてる態勢だったから、肩凝った。
場内が期待でいっぱいの中、いよいよ開演。
定式幕のまえに洋服の鶴瓶が登場。
それだけで場内大喝采。
テレビでやってるようなひとりトークを繰り広げ、
この舞台を最期に鶴瓶は亡くなったという設定で、
お葬式のセットが現れる。
こういうの、あんまり好きじゃない……。
続いて鶴瓶の新作落語2本。
高校時代の先生と実の母親の話で、
どちらもさすがに面白かった。
「らくだ」は古典落語のひとつで、
師匠であった笑福亭松鶴の十八番だったものだとか。
最初のトークのところで、鶴瓶は師匠の話を盛り込み、
落語の稽古をつけてもらったことがないと言っていた。
古典落語に取り組むようになって4年目だとも。
とはいえ、鶴瓶だし、うまくやるだろうと思ってたけど、
古典落語には苦戦していたように見えた。
確かにテレビやラジオで鍛えた話術は抜群。
だけど、古典落語をやる上においては、
話術だけでは足りないものがあった。
たぶんそれが「話芸」ってものなんだろうな。
もっとも困ったのは、人物描写に明確な違いがなくて、
誰と誰が会話してるかわからないときがあったんだもん。
これって、オレが素人だからかな?
オレ自身、落語を観に行ったのは初めてだし、
全然詳しくはないけれど、
松鶴だったら、枝雀だったら、と思っちゃった。
でも、鶴瓶が上方古典落語の扉を開いてくれたのは確か。
けっこう笑ったのも確か。
落語を知るいいきっかけになったし、
これからも古典落語への挑戦を続けてほしいと思った。
いずれも人から誘われた舞台だったけど、
いい経験ができてホントいい休日だった。