去年の「近江路」出張の後日談として、

ひとりで打ち上げに行って感激した店を紹介!


実は当日は疲れきっちゃってて、ほうほうの態でホテルに戻り、
晩飯は適当に済ませようかと思ってたけど、
せっかくの京都だし、ひとりで祝杯上げたかったしで、
どこかよさげな店にひとりで行くことに決めた


いつもは京都の「食」の女王E様にご一緒していただくのだが、
この時期はアポイントメントがつまっているようで、
残念ながら今回はお目にかからずじまい。

しかし、彼女のブログ を見れば、
現在の京都の食・事情は一目瞭然。

膨大かつ詳細かつ親身なブログをのぞきながら、
ひとりで行くにふさわしい店をセレクト。

その店の名は「たまりや」(縄手通新橋西側2F)。

選んだ理由は、カウンター席が主で、
魚中心のメニューで、しかも安いから。

店に入ると、まっすぐなカウンターがあり、
風吹ジュン似の若い女将さんが出迎えてくださり、
カウンター内部の板場には今どき風な風貌のイケメン。

このイケメンが板長さんで、なんと御年22歳だとか。

最近は若い料理人があちこちで活躍してるけど、
こちらの板長ほど若い人は初めて。

でも、E様のブログを読むと、
若さに対する懸念なんて一切必要ないようで、
かえって楽しみな気持ちの方が勝ってくる。

こちらのお店はアラカルトが基本なんだけど、
疲れてるもんで、おまかせにしてもらった。

おまかせは¥4,000から自在にできるそうで、
ちょっと見栄張りつつもケチって¥6,000のコースをお願いした。

ではでは、その目くるめくラインナップをば!


お通しとして出てきたのは、
帆立貝柱の酢味噌あえときのこの酢の物。
それぞれの味付けは、ほんのりさりげない感じ。
おかげで素材の持ち味が削がれることなく、
素材本来の味わいを楽しめた。


お造りはタイ、シマアジ、ヨコワ、イカ、ウニ。
好きなネタが勢ぞろいって感じで、ラッキー。

なんでも、板長は魚を「寝かす」ってのが好きじゃなく、
その日さばいたものを出すようにしているとか。

魚ってのはしめて寝かすと味わいが増すけど、
弾力は次第に落ちていく。
その歯ごたえも味のうちと考えるから、
寝かすことはしないのだそう。

しかし、このタイは味わいも十分で、
歯ごたえもほどよく、まさしく上物。


この辺でビールから焼酎にチェンジ。
「佐藤」の麦を頼んだんだけど、品切れで、
ほかにある麦を2本見せていただいたら、
かたっぽが壱岐の麦焼酎「村正」。

壱岐は日本の焼酎発祥の地で、
麦焼酎の美味さは格別。

「村正」の醸造元である壱岐焼酎協業組合は
以前取材にうかがったことがあって、
ここで出会ったのも何かの縁か?



この季節はやっぱこれでしょ!のコッペ蟹
添えられていたカニ酢がとてもまろやかで酸味が薄く、
コッペ蟹の甘さが何倍も増す感じ。
これまた新鮮な驚きだった。


明石の伝助穴子とナスの蒸したものに、
べっこう餡がかけられてて、
穴子もナスもふっくらしてて味わい豊か。
両方のいいところをちゃんと引き出してるのに感心。

食べ終えた器をのぞいたら、
あまりに可愛かったんで記念にパチリ。




ぐじ(甘鯛)の塩焼き。
こんな身の厚いぐじはなかなかお目にかかれない。
なんでも五島産のものだとか。
脂が乗った身はふんわりやわらかく、
さっぱりとした後味も印象的。


これまた冬の美味、くもこ(真鱈の白子)の昆布蒸し。
じんわりと口に広がる滋味は、これ以上はないってくらい。
昆布の味わいの濃さに唸ってたら、利尻昆布。
当然、昆布にも手をつけました。


カキフライ。 でけぇ!!
子供の拳ぐらいの大きさの岩ガキを使ってて、
サクッとした口当たりのあと、ジューシーな味わいが広がっていく。
まさに海のミルク。


最後に登場したのが牛スジの煮込み。
お吸い物のような淡い吸い口に、味わい豊かなスジと九条ねぎ。
このバランスは絶妙。
にゅうめんにして食いたいくらい。



最後は赤出汁とご飯と漬物で〆。


板長に聞いたところによると、
板場の経験は創作和食系の店で1年ほどだとか。

ただし、実家が料理店専門の魚屋さんだそうで、
魚に関してちゃキャリア十分。

おまかせの料理は、
客との会話や食の進み方から判断して、
ほとんど即興で作ってるんだとか。

で、割烹に様な構えた感じにはしたくなくて、
あくまでも居酒屋だと言い切っちゃう潔さ。


しかし、22歳の若さでここまでできるって、
持って生まれた勘やセンスってのがモノを言ってるんだろうな。

その上、感じもいいと来てるから、
早々に予約の取れない店になるかも……。


さてお会計は以上のコースに生ビールと焼酎2杯で、
計¥8,000。

安い!!! これは通うしかない!!!


おかげさまで、いい打ち上げになりました。

E様どうもありがとうございました。


帰り道で見た、南座のまねき。

京都の師走の趣やね。


そんなこんなで、今年の出張もこれでおしまい。
疲れきってたから帰りはグリーン車でのんびりと。


実は、JR東海のエキスプレスカード のポイントが溜まると、
普通席料金でグリーン車に乗れちゃうんですよ。
これまで地味にポイントためてきてよかった~~。