毎月、某芸能人が日本の職人さんを訪ねるという
連載を担当してるんだけど、今朝の仕事が今年最後の取材。

取材先は向島にある「江戸木箸」職人さんの店


江戸木箸ってのは商標登録されてる名称だそうで、
漆を塗りこんだだけの木地が生かされた箸だそう。

だから、箸の材は黒檀や紫檀などの強いものが使われ、
デザインは、これぞ機能美といったシンプル一色。

店に入ってみると、いろんな箸がずらり!


その形は四角から八角までそろっていて、
中でも秀逸なのが七角錐の箸。

これは、7つの面が指と手にジャストフィットして、
使いやすいことこの上なし。

ただ、360度を7で割ることはできず、
角度をつけるのは職人さんの手と勘がたより。
だから、なかなか量産できないとか。

店内にはほかにもいろんな実用箸がいっぱい。

納豆を混ぜるのに最適な太目の箸。


箸のもち方を矯正してくれる箸。


うどんやそばなど料理に合わせた各種の箸。


どうしても短く持ってしまう人のために、
箸先に力がかかりやすいように工夫された「ずんぐり箸」やら、
余った木地で作った箸置きやら、
使う人の立場にたった物作りがしのばれる。

こちらの職人さんは脱サラして、
箸作りを自分で一から学び、
一代でここまで箸を極めてきたとか。

現在は息子と娘婿と3人で、
毎日こつこつ手作りを続けているそう。

まったく、頭が下ります。


しかし、箸ってこれまであまりにも身近すぎて、
真剣に対峙した記憶はない。

それはオレだけじゃなかったようで、
機能性と洗練を極めた箸を目の前にしたスタッフはみんな、
自分に合う箸を選ぶのに夢中。

でも、残念ながらこの日はそれぞれ時間に余裕がなく、
適当なところで切り上げ、再度訪れることに。


目からウロコが落ちたような、有意義な1日だった。