7月11日、「前線の影響で西日本と東日本は雨で日本海側では激しく降る所も。 東北と北海道は晴れ間もある。 全国的に暑さは和らぐ。」との予報。 千葉(北西部)は「南西の風やや強く曇のち雨」とのこと。
「日中の最高気温の高い方から」は、鹿児島 名瀬 35.6℃、沖縄 北原 34.9℃、沖縄 波照間 34.6℃、沖縄 久米島 34.4℃、鹿児島 天城 34.3℃、・・・ 、千葉 千葉 29.5℃ とのこと。
今日の千葉は、「曇のち雨」との予報なので、散策は取止めて買い物だけにした。
そのため、最近の「富士山開き」や「富士登山」などが話題になっており、「富士五合目」が度々テレビ映像に出てきております。
そこで、ある年の 7月7~8日、富士山五合目の御中道自然探勝路、御庭、奥庭に出掛けて野鳥と山野草と星空を楽しむことが出来た。 今回は、その時の様子を振り返って楽しむことにした。
7月7日
10時前に富士山五合目の奥庭自然公園入口に到着した。
富士山の植物群落の垂直分布からいうと、御庭、奥庭付近は、高山針葉樹林帯 (標高 1,600~2,400m )で カラマツ、コメツガ などが見られるところ。
他には、夏緑広葉樹林帯 (標高 900~1,600m) は ヒノキ、アカマツ など、高山帯 (標高 2,400m以上) は オンタデ(別名 ミヤマイタドリ)、ミヤマオトコヨモギ などが見られるところ。 なお、富士山の森林限界は、標高 2,500m 前後とのこと。
御中道を歩いていると、ダケカンバの繁みから ニホンジカ がこちらを見ていた。
ダケカンバ、カラマツ、コメツカ などの梢の方から ビンズイ、メボソムシクイ、ルリビタキ の囀りが聴こえ、ビンズイ は度々姿を見せてくれた。 暫らく行くと、カラマツの梢から 30羽+程の野鳥の群が移動しているのが見られた。 よく見ると イスカの群れ、なんとラッキーなこと。 全体に橙赤色の♂、黒褐色気味の♀が確認できた。
御中道、御庭から、今晩泊まる奥庭荘に到着、荷物を置いて早速に探鳥へ出掛けると、アマツバメ、カヤクグリ、ルリビタキ、ホシガラス などと、ここでも イスカ の15羽+の群が見られた。 山野草は、コケモモ、フジハタザオ、マイズルソウ、ベニバナイチヤクソウ、コバノイチヤクソウ、ジンヨウイチヤクソウ、シロバナヘビイチゴ、ミヤマオダマキ などを見ることが出来た。
奥庭荘へ戻り、部屋から ~8m ほどの所にある 水場 に、水浴びに来る カヤクグリ、ルリビタキ、メボソムシクイ、キクイタダキ、ヒガラ、ウソ などを見ることが出来た。
また、奥庭荘からは、夕陽に照らされて刻々と赤く染まる富士山 ・ 赤富士 がとても綺麗、この梅雨の時期に眺められるとは最高だ。
今日は七夕、夕食後に屋外に出ると下界では予想も付かないほどの満天の星が輝いていた。 いろいろな星座、それと人工衛星、飛行機の光跡(航跡)なども楽しむことが出来た。