気づかない骨折 |  ライター稼業オフレコトーク

 ライター稼業オフレコトーク

 
アイドル記者を皮切りに、心霊関連、医療関連、サプリ関連、
コスメ関連、学校関連、アダルト関連、体験取材など様々な
分野の取材執筆をしてきました。
ここでは当時の面白かった話や貴重な情報、取材で思ったこと、
記事にできなかった裏話などを披露していきます。

 自転車に乗っていたところ、ちょっとしたアクシデントで前ブレーキを急にかけたためつんのめるような形になり、左肋骨あたりを自転車のフレームに強打してしまった。かなり痛かったが、腫れていないし変色もしていない。そのため湿布で対処した。だが、翌日になっても痛みは引かず、くしゃみをすると激痛が起こる。笑っても痛い。

 

 

 ネットで調べると骨折の疑いがあるみたいだったので整形外科へ行った。ところがレントゲンでは異常が見られなかった。医師は「肋骨の骨折は1週間くらい経たないと分からない」と言う。しかし、くしゃみで痛いのは肋骨骨折の症状なので、1週間後に再度レントゲンを撮ることになった。

 結局、折れてはいたのだが、ひび程度ではすぐに写らないというのか? 変なの…。

 

 

 そう言えば、昨年秋、友人と山に登った時のこと。下山の途中で友人が木製の古い階段を踏み外し激しく転倒した。骨折してもおかしくないほどの転倒だったのだが、本人曰く「ちょっとあばらが痛い」程度だった。腫れていないし変色もしていなかったのだが、翌日になっても痛みが引かないため、念のため整形外科で診察を受けた。結果は異常なし。ただの打ち身という診断だった。

 だが、今年春の健康診断でレントゲンを撮ったところ、医者から「あれ? 骨折の跡がありますね」と言われた。…やっぱりあの時に折れていたのだ。

 

 軽度の肋骨骨折は時間が経たないと分からないらしい。肋骨に限らず他の箇所でもそういうことがあるのかも。誰もがどこかしらを知らないうちに強打して折っていたことがあるかもしれない。結局、骨折の治療といっても自然治癒に頼るしかないのが現状。放っておけば自然に治るからね。

 長引く捻挫や打ち身は骨折を疑ってみてもいいのかも。

 

 

[編集後記]

 お笑いを観るのが趣味なので、笑うたびに激痛が走り涙が出る。それを見て家族は「涙が出るほどおかしくはないだろ。大袈裟だな」と言うが…涙の種類が違うのだよ。