https://www.joa.or.jp/public/publication/pdf/joa_005.pdf



日本整形外科学会から患者さん向けのパンフレットです。



中年以降、特に50歳代に多くみられ 、その病態は多彩です。関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して 肩関節の周囲の組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。肩関節の動きをよくする袋(肩峰下 滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)


肩関節周囲炎ってとりあえず肩の痛い時に簡単に使いがちなのですが、しっかり鑑別診断することが重要です。

隠れた疾患として、腱板損傷や石灰沈着性腱板炎などが考えられます。

経過が長くなって来た方は必ずMRIを行いましょう。


自然に治る こともありますが、放置すると日常生活が不自由になるばかりでなく、癒着して動かなくなる ことも あります。急性期には、 三角中、ア ームスリングなどで安静をはかり、消炎鎮痛薬の内服、注射などが有効です。 急性期をすぎたら、温熱療法(ホットパック、入浴など)や運動療法(拘縮予防や筋肉の強化)などのリハビリを 行います。これらの方法で改善しない場合は、手術(関節鏡など)を勧めることもあります。


→最初は除痛が重要と考えます。


よく巷で言われるのが、動かしていれば勝手に良くなるよ?ということをしょっちゅう患者さんから言われます。(接骨院や過去になった人がおっしゃっていたのだろうと推測されます。)

病院には、それで良くならない人が来るので潜在患者数は多いのではないかと思います。


ましてや70歳の方に70肩と診断されたみたいな話を聞くと、そういう医療従事者は見識を疑わざるを得ません。


1に診断→特にMRIもしくはエコー

2に治療


症状が長引くときは自ら医師に検査してほしいと伝えていくリテラシーを身につけましょう。 


治療は、上に除痛と書きましたが、

ロキソニンやセレコックスはあまり効果が出ないことが多いです。


トラムセットの内服(副作用あれば他を使用)

ステロイドの関節注射が最初に行います。


痛みが落ち着いてきたらリハビリを開始していきます。


痛みが強い状況だと、リハビリが進まないため、最初の除痛が重要です。



特に、糖尿病の患者さんは難治性でステロイドも使いにくいため長期化してしまいます。


最後長期に渡り拘縮がとれない、受動術を行うのも一つです。