ゆうこうこつこっせつ Hook of hamate
有鈎骨骨折 あまり一般の人には馴染みないかもしれません。
野球選手の手の痛みではまず鑑別にあがります。
特にグリップエンドがてのひらに当たる部位で発生します。
だいたいマメが潰れたりして固くなっている球児が多いです。
過去には、テニス、剣道の選手でも有鈎骨骨折を診断したことがあります。
レントゲンでは診断がつきにくく、CTやMRIを行うことで診断がつくことが多いです。
バットスイングで掌が痛い場合には要注意です。
特に高校球児に発生した場合には、夏の最後の大会前や冬の強化練習時に起きることが多いです。
多くは疲労骨折によるものが多いため、自然治癒は望めません。
夏の試合直前であれば手術はすぐに行いませんが(手術してもバットスイングできるまで1から2ヶ月かかるため)
冬に発覚すれば夏の大会には間に合います。
手術方法も2通りありますが、特に野球の場合には、グリップエンドが傷口に当たると痛くなってしまうため、
少し離れた場所を切開することで、後々グリップエンドが当たっても痛くないような手術方法をとっています。
下記の英語のページだと
グリップエンドが傷に当たり痛くなるかもしれませんので、もう少し離れた皮切の方が野球少年には良いと思っています。
(アメリカ日本以外は野球が盛んでないので、あまりヨーロッパや他のアジアの国では関係ないかもしれません)
診断のスピードが非常に重要です。


