TVにつなげるタイプのゲーム機ハードの変遷について書いてみたいと思う。

 

なので、ゲームウォッチやDSなどの携帯機は割愛する。

 

はじめてTVゲームに触れたのは、「テレビベーダー」。

 

テレビベーダー - Wikipedia

 

当時は、ビデオゲームといえばゲームセンターで遊ぶものだったけれど、ゲームセンターはいわゆる不良が跳梁跋扈する場所というイメージがあった。

 

そこで、家庭でも遊べるように、特に安価で遊べるようにということで発売されたのがテレビベーターだったと思う。

 

姉が親に頼み込んで買ってきて、TVにつなげて画面をみたときの感動といったら。

 

要は、敵が横一列のインベーダーゲーム。

 

いちおうUFOも出てくる。

 

ただ、このゲームで遊べるのはインベーダーゲームだけ。

 

それだけでも夢中で遊んだ。姉はすぐに飽きてたけれども。

 

思い返せば、これがTVゲームとの出会いだった。

 

そうこうしているうちに「ファミリーコンピューター」が発売。

 

ファミリーコンピュータ - Wikipedia

 

売り切れ店が続出で、なかなか入手できなかった。

 

当時は抱き合わせ商法が幅をきかせていて、ファミコン本体を買うならソフトを2本買え、という売り方をしていた。

 

そういう売り方をされていても、なかなか買うことができなかった。

 

痺れを切らせた友人たちがカセットビジョンに手を出す、という社会現象も。

 

そして、これじゃない感を味わうことになる。

 

自分の場合は、母と自転車で根気よく店を回り、やっと在庫がある店を見つけ出し、購入するに至った。

 

そこは、玩具店や電気屋などではなく、昔はよくあった雑貨屋(ホームセンターの個人店のようなところ)。

 

こんなところにあるわけないだろうけれど、聞くだけ聞いてみようと思ったら、1つだけ在庫があるよ、ということで購入することができた。

 

穴場であり、誰も売っていないだろうと思うような店だったので、買えたのだと思う。

 

この原体験があったからこそ、聞くだけ聞いてみよう、という精神が備わったのかもしれない。

 

ファミコンは、良くも悪くも、いろんなゲームを遊んだ。

 

なんでこんなゲームを買ってしまったんだろう、と思ったこともしばしば。

 

少年の心を木っ端微塵に打ち砕くゲームも多かった。

 

ほんとうに目利きが試された。

 

それでもやっぱり、ゼビウス、ドルアーガの塔、スーパーマリオブラザーズ、ドラゴンクエストシリーズなどをプレイできたのは幸せだった。

 

新しいゲーム機といえるのかわからないけれど、周辺機器として「ファミリーコンピュータ ディスクシステム」を購入。

 

 

ファミコンディスクシステム ( #917 )ファミコンディスクシステム - 家庭用ゲーム機本体

 

 

ゼルダの伝説、リンクの冒険はもちろん面白かったけれど、悪魔城ドラキュラ、ふぁみこんむかし話、エスパードリーム、夢工場ドキドキパニックなど、思い出深い名作ゲームが多かった。

 

次に購入したのは、「MSX2+」。

 

SONY HB-F1XV フルメンテナンス済 - パソコン

 

三洋版だったと思ってたけれど、ソニー版だったか。

 

ファミコンでは物足りなくなり、本当はPC88やPC98などが欲しかったけれど、さすがに手が出ず。

 

かろうじて買えるPC機ということで、MSX2+を購入した。

 

PC機といっても、TVにつなげるのはファミコンと同じ。

 

他のPC機とは比べるまでもないけれど、VRAMが128KBとファミコンに比べると格段にアップ。

 

イースシリーズ、ドラゴンスレイヤー英雄伝説、信長の野望などを楽しんだ。

 

MSX2+に触れた後だと、ファミコンのグラフィックに物足りなさを感じるようになった。

 

そして、次に目をつけたのが、「セガ・マスターシステム」。

 

セガ・マスターシステム - Wikipedia

 

当時はセガ・マークIIIの後継機だと思っていたけれど、今調べてみたら単に北米版だったらしい。

 

購入したのはメガドライブの発売直前。

 

定価は16,800円ということだったらしいけれど、当時は投げ売りされていて、新品で5,000円ぐらいで購入できたと思う。

 

マスターシステムを通じて、北斗の拳、ファンタシースターという名作を遊ぶことができた。

 

この頃はPCエンジンがもて囃されていたけれど、やはり手が出ず。

 

当時は憧れのゲーム機だったなぁ。

 

こうしたゲーム機で遊ぶうちに、昭和の時代が過ぎ去った。