うつ病や不安障害など精神的な疾患に対して薬物療法でよく用いられるのが、抗不安薬(精神安定剤)です。

 

そんな抗不安薬にはたくさんの種類があり、種類によって効果の強さや作用時間、副作用などは異なりますので、自分に合った抗不安薬を安全に服用し効果を得るためには、自分自身でも抗不安薬の特徴について知っておくことが大切です。

 

 

うつ病は自分では気付かない病気として知られています。

 

私自身もそうだったのですが、「今日は少し体調が悪いな・・・」ぐらいの感覚でした。

それが3日に1回、2日に1回と増えてきて、さすがに変だと感じて専門のクリニックに行ったらうつ病の一歩手前だと判断されました。

 

 

「自分がうつ病になるわけがない・・・」

そんな風に思っていました。

今までの人生を思い返してみても、精神的にはそこまで弱くないと思っていました。

 

 

そんな私がうつ病だと診断された時には不思議とそこまでのショックは受けませんでした。

それよりも「これから仕事どうしよう・・・」、「親に言った方が良いのか?」の方が大きかったです。

 

 

 

ただ家に帰ってきたら、なぜか涙が止まりませんでした。

一人になった瞬間に無性に嫌になりました。

 

私はうつ病になってしまったのです。

その事実を自分自身で受け入れるまでに時間が結構かかりました。

 

 

もちろん親にも友達にもうつ病になったという事は言えずにいました。

無理やり笑顔で明るい感じを出していましたが、今思えばもしかしたら友達は気付いていたかもしれません。

 

 

 

そこからクリニックへ通いお薬を飲む日々を続けました。

その頃には仕事は辞めていたので、貯金も残り少なくなっていました。

 

 

まだ働ける状況ではなかったので私は実家に戻ることにしたのです。

今思えば、この判断が正しかったのです。

 

 

親には隠していてもバレてしまうものですね。

私の表情を見ている親に、「何かあったの?」と聞かれ、全てを話しました。

 

 

 

親は「もっと早く言ってくれればいいのに!一人で辛い時は相談しなさい!」と励ましてくれました。

本当に感謝しても足りないくらいです。

 

 

 

それから現在に至ります。

過去にうつ病の一歩手前だと診断されましたが、今では体調もかなり良くて元気になりました。

まだ完全に回復したわけではありませんが、お薬の量も徐々に少なくしています。

 

 

 

 

 

うつ病で悩んでいる人へ。

 

本当に信頼できる人には全てを話して下さい。

自分の中に溜めているものを人に話すことで気持ちは少し楽になります。

 

親や友達には言いにくい事でも思い切って話してみましょう。

そうすれば、新しい道が開けます。

 

 

話してしまえば、意外と大したことはないですよ。

少しの勇気があれば前を向くことも可能です。