乗車11回 売上12000円 無線1回
この日は、新大阪を1周したがお客さん居なくて、長柄橋を渡って直ぐに左折して裏道経由で谷町筋に向かうとすると裏道でトランクを持った女性が手を上げた。行先は「大阪丸ビル」ヒルトンホテルの裏にあるビルだが、行き方がパッと浮かばない。
まず大きな道の出方を聞いて、いつもどのコースで行くのかお聞きし、「天神橋6丁目の交差点」を曲がってと言われました。やっと、JR大阪駅に向かって、阪神百貨店の裏だなとコースがわかりました。後部座席のお客さんの顔には「この運転手は大丈夫かなぁ?」という不安げな様子。
手前で丸ビルの「空港行きバス乗場」が目的地であることを確認し到着。
お客さんには、「不安にさせてすみませんでした」と一言謝罪。お釣りの40円はチップになったので、結果オーライでした。


無線での出来事。
本町付近で無線配車が来て、了解ボタンを押すとお客さんの住所が表示されて、10秒後にナビが自動表示されます。住所とお客さんの名前は覚えれないので携帯の写メを撮ります。ナビ画面に切り替わって、途中で写メを撮ろうとしたら、お客さんが手を上げて居て、「迎車」にする前の「空車」表示だったので無線は無視してお客さんを乗せました。以前、研修で無線了解しても「迎車」に切り替え前だったら目の前のお客さんを優先と聞いて居たし、お客さんを乗せた時点で無線部で分かるからと聞いてました。しかし、あとで無線部からクレームがあり一報を入れて欲しい。さっきの無線のお客さんが待っていたと言われました。
研修といいながら、マニュアルもないし、細かい対応も習っていないし、業界大手でも教育体制は出来てません。新人教育の大半は社是・社訓の唱和、乗車時の挨拶がメインです。側乗と言って先輩乗務員が横に乗って教えてくれたのも1回きり。ホテルや病院の待機方法も1回一緒に回っただけです。みんな苦労して一人前になったと思います。

14時半にガスを入れて、この時点で乗車10回、1万ちょい越えだったので、営業所に戻るまでにお客さんがいたら拾うと考えて「空車」表示で走ったら、お客さんが居て「アパ ヴィラホテル淀屋橋」、ナビを入れて進行。ナビは遠回りするので訂正しながら御堂筋淀屋橋方面に向かいました。ナビでだいたいの目安がついた時は余裕です。北海道から来たと言うお客さんと大阪の話をしながら走行。
地理がわかれば、余裕の運転が出来るし、頭の中でルートが浮かばないと不安だしお客さんにも伝わるもんです。