別れの時は、新しい旅立ちの時・・・ 2020年3月31日発信

入野さん 町内の関心がコロナ一色、「自分も危ないかも・・・」、「いやいや、建部は大丈夫・・・」不安と憶測が入り乱れる。
 そんな中、気がつくと明日から4月。予断を許さない状況とは言え、日本社会では今まで通りに事が動く。公務員の人事異動。
記者の周りでも何人かが退任、転勤と決まった。建部町公民館では3人が離れることに。そのうちの一人が入野曜子さん。

マスク 赴任から7年、彼女が関わった数々の公民館企画。「建部の歴史を学ぶ」「ESD世界大会」「タネピリカ」「トライ&トライピアノコンサート」 「未来塾」「たけべおこしプロジェクト」「タイムカプセル」「だっぴ」「たけべマルシェ」「小学校防災キャンプ」「夏休みお化け屋敷」「フードバンク」「たけべ部」、そして「建部はっぽね太鼓20周年コンサート」での見事なナレーション。

入野さん まだまだあるに違いないが、そのどれもが彼女の果たした役割が大きい。先日は県内の全公民館が選ぶ最も優秀な活動で「たけべ部」がグランプリに輝いた。
 そんな入野さんの次なるステージは足守公民館だ。
 「ここからも近いし、またちょくちょく来ます」と挨拶をしてくれたが、ちょっぴり寂しいのは変わらない。
 別れはいつだって、新しい旅立ちの時、笑って送るとしよう。

 (取材・写真 三宅 優)