「こんな時だからこそ」第2弾!マスク作りボランティアの活動 2020年3月25日発信

マスクマスク 取材自粛ぎみの当新聞だが、「oniビジョン」の松本記者から、ボランティア建部の会でマスクを作って配るそうですとの情報。
 そうか、さすが建部のご婦人たち動きがいいなあとマスク着用で社会福祉協議会のある「老人センター」に赴く。
 会場入り口で身振り手振りで松本記者に説明をしていたのはボランティアの佐々木会長さん。
 「ニュースで高校生が600枚のマスクを作ったのを聞いて、私も作ってみたんです。これまで会では、ふれあい給食を一人暮らしのお年寄りに届けていたんです、安否確認も含めて。それが、こんな時になって弁当がくばれなくなって、そうだ、じゃあマスクを配ろうって。それで何人かに話したら、お弁当の代わりに配ってあげようやーとみんなが賛成してくれたんです。で、今日と明日で170枚作れたら、そこから来週にかけて届けることにしたんです」

マスクマスク 材料は持ち寄り、端切れ、市販布、家にあった布、それを洗ってノリを落として使う。ところが見つからなかったのがゴム紐、どこも買い占められたようで無い。
 散々探して、意外やすぐ近く商店街の「中田文具店」で発見、灯台下暗しとは正にこのこと。
 ボランティアの人数は約30名、ということは一人5~6枚を製作せねば。
 「もうなあ、目も悪いし、指もよう動かんからなあたいへんじゃ」そう言いながらも針で1目、1目を縫っていくさまは、昔取ったきねづか。
 「最近はもうこんなことせんからなあ、ミシンの方が早いし・・・」いえいえ、手際のよさに感心。
 布を裁断する人、縫製をする人、途中登場したミシン掛けする人、役割分担よろしくマスクが順調な生産体制に入る。

マスクマスク 手を動かしながらも会話は続く。その内容はやはり「もうどうなるんじゃろうなあ、コロナ・・・」
 「何もかもが中止になってなあ、ホントにどうなっていくんじゃろう・・・」

 そうだね、ついつい気持ちが暗くなるよねえ、でも、こんな時だからこそボランティアの活動が勇気を与えると思うよ。
 記者の感想にoniビジョン松本さんも「そうですね、こうやってみんながすぐに集まって、やるというのがすごいですよね」
 きっと来週には、手作りマスクを付けたお年寄りの姿が町内であちこち見られるだろう。当新聞グルメレポーター(妻)も試作品を頂きさっそく着用、
 「これで、コロナなんか怖くない!」(当グルメレポーターの一言)

 (取材・写真 三宅 優)