今月の編集後記   2019年11月1日発信

「先月を振り返り」

 

 編集長/ 勝部公平 

10月は祭りやスポーツの秋で、文化や旅行の11月とはおもむきが違います。感動の多い月でもありました。
 私が特に感動したのは、チームの団結力や肉体の極限に臨むラグビーのワールドカップの試合もさることながら、東北の岩手釜石で、台風19号のため試合が中止になりB組無念の最下位になったカナダチームの選手でした。
 台風の被害で、洪水のため道や住宅が泥まみれになった町に、巨漢の選手がスコップをもって清掃活動にボランティアをもくもくとやっているシーンでした。
 「感謝の思いを持つことはお互い様だ」というノーサイドの精神です。こんな感動が感じられる地域社会への思いがより深まった10月でした。


 

 副編集長/三宅優 

 秋の祭りを無事に終え個人的にはホッとしたいのだが、年内、そして年内開けてもカレンダーは赤丸でいっぱい。
 「今月のたけべ人」はFPの満倉誠さん。せっかくの出会い、我が家のことにも相談に乗っていただいた。前年の西日本豪雨、そして先月の台風19号がもたらした甚大な被害、今、人の暮らし方が大きく変わらざるを得なくなっていると思う。
 それは、これまでの「何かあったら行政に頼む(=公助)」から、まず「自分のことは自分で守る(=自助)」が最初に問われ、次に「地域のことは地域で守る(共助)」その地域の団結力が問われる。いずれにしても、他に頼らず「自分の家族を自分で守る」にしっかりと舵を切りたい。