棒遣い、神楽、神輿が行き交う「志呂神社の大祭」速報! 2019年10月20日発信
1週前が「建部まつり」、今日は「志呂神社の大祭」、共に晴れに恵まれる。 連休、いつも雨にやられてる、そんな感じがする昨今なので、何をおいても嬉しい。
三樹山の麓、志呂神社の境内には赤い幟がはためく。午後から本殿では遷座祭が粛々と執り行われている。
まだ真新しい神輿が社頭にでんっと構えてる。
今年の神輿は川口地区が担ぐそうで、知った顔の人らが白張を着て待ちかまえている。
その間、社務所の前では子ども神楽の踊り手たちが、緊張した顔をして順番を待っている。そして、そろそろという頃、子ども神楽が舞い始め、上の稲荷神社へと上っていく。
境内では県無形文化財、京尾御供「まがり ふと ちょうぎん」の三方を頂く総代さんが、御神幸の先陣へと歩き出す。
押されるシャッターの多いこと。 とにかく多いアマチュアカメラマン、狙うのは意外なシーン。ボンボンの付いた足元、わらじを結ぶ親子・・・。
神輿が動き出した。合わせて棒遣い、神楽も演に入る。笛、太鼓、鐘が鳴りだして、馬場の中をいよいよ(過酷?な)御神幸。
神輿は行ったり来たりのピストン輸送、一方、行列、棒遣い、神楽はゆっくりと踊りを続けながらの直進コース。 どこを観るのも良い、集会所のベランダ最上席は目的の演舞を見逃すまいとする観客でスズメの電線状態。
もう白張集団はヘロヘロ、担ぐではなくしがみつく者らも。でも、しかし、「これっくらいの馬鹿さがあってもいいんじゃない」と彼らの目が語ってる。
子ども神輿だって、何度往復してるだろう、「もうダメッ!って言うまでいくからね」ママさんらのスパルタ音が聞こえてくる。
チャッカリチビッ子も屋台の回りで言ったり来たり(笑)。
結局、この大祭の魅力は厳格に守り続ける神事、なんだけど、「今日の祭りを自分らで楽しんで盛り上げよう!」
そんな意気込みが随所に溢れる、そんなところにあるんだなぁっと感心した記者だった。
「おい、そんなのん気なこと言ってる場合じゃないぞ、来週(27日・日曜日)は・・・」
福渡八幡神社秋祭り!
(取材・写真 三宅 優)