ピッツアにカンツォーネはいかが?マル屋ミニコンサート開催! 2019年9月26日発信
「うん?ピザとオペラ?・・・💡そっか、どっちも イタリアーノか!」ということで今日の午後、ピッツェリア「マル屋」に向かう。
「夢のコラボレーション」と題された(確かにここで演奏会が開かれるなんて、夢にも思わなかった、笑)コンサート、 歌うのはもちろん建部の歌姫ことオペラ歌手、佐藤麻衣子さん。キーボード演奏は谷 以知子さん。共に長い音楽歴をお持ち。
まずは、店主マルコの開演ごあいさつ。「スィニョーラ、スィニョーレ、ベンヴェヌーティ・・・グラッチェ」(紳士、淑女のみなさんようこそ、・・・ありがとう)
そして佐藤麻衣子さん「以前、マル屋のお客さんからカンツォーネが聞きたいって言われたのがきっかけで、マルコが良いよってそれで実現しました」
店内には音楽好きとおぼしき10名程のお客さん、いち早く情報をキャッチしてやって来たオニビジョンさんも 重いカメラを肩に最高のシーンを狙って動き回る。
第1曲、イタリア民謡、パヴァロッティの18番でもある「帰れソレントへ」
ソプラノの透明な声が静かに広がり始め、哀しい熱唱がクライマックスをたどり着く。「ブラーボー!」
次に「♪サンタールーチーアー、サンタールチーアー・・・♪」で有名、これもイタリア民謡「サンタ・ルチア」
高い声量に耳がやっと慣れてきて3曲目テンポの速いリズミカルな「フニクリ・フニクラ」。
4曲目はお客さんと一緒に身振り手振りで歌う「鬼のパンツ」。 全員が虎の毛皮でできたパンツを履くところはオニビジョン「建部ニュース」9月30日で。
ピアニスト、谷以知子さんの独奏はショパン「ノックターン」、当新聞グルメレポーターの一番のお気に入り曲。悲しい旋律に聴衆はシーンと・・・そして拍手。
後編は日本の歌、「もみじ」「赤とんぼ」「小さい秋見つけた」秋を感じる曲にいつのまにか気持ちはゆったり。
アンコールに答えてフィナーレは「ふるさと」をみんなで歌った。
「やっぱ、カンツォーネもいいけど日本の唱歌もええなあー」
わずか1時間のコンサート、でもこんな小さな町でこんな豊かな時を過ごせるなんて、それこそ「夢のようなコラボレーション」。 マル屋さんと演奏者お二人にあらためて「ブラヴォー!」
(取材・写真 三宅 優)