夏の終わり、心なごむ小さな集い、ありました 2019年8月30日発信

夏のふれあいカフェ大試食会夏のふれあいカフェ 暑いねえ、ジトジトするねえ、そんな会話が毎日のように交わされた夏も、気がついてみれば セミの声も遠くなり、日中も随分過ごしやすくなってきた。その証拠に今日開かれたなでしこ共同作業所での「夏のふれあいカフェ」には、 「町のお年寄り、全員集合!」かと思えるほど大勢の参加者が集まった。
「もう今年は暑うて外へ出れんでなあ、やっと涼しゅうなったけん」
 会場ではさっきから施設の人、ボランティアさんらが来られたお客さん一人一人に飲物の注文を聞く。なでしこ名物「かき氷&ポップコーン」の配達も大忙し。
 久ーしぶりに会った知り合いの顔、 「まあ。三宅さん、どうされたん、えろう痩せられて」「ハイ、いろいろと、苦労することが多くありまして・・・(笑)」

夏のふれあいカフェ大試食会夏のふれあいカフェ 歌はいつだって、心を一つにする。はじめは「みかんの花咲く丘」
 ♪みーかんのはーながさーいてーいる♪美しいメゾソプラノさんのリードにそって、次に「四季の歌」。
  そしてだれもが感慨深い「川の流れのように」美空ひばりが亡くなって30年と伝えられ思いはいっそう深くなる。
 「知らず知らず歩いて来た細く長いこの道・・・あーあー川の流れのようおだやかにこの身を任せていたい・・・」
言葉の一つ一つに今日までの自分を見つけ、そして今の心境を重ねる。

夏のふれあいカフェ大試食会

 

 歌声のあとは地元の美魔女グループ「オカリナ野の花」の登場。「リンゴの唄」「青い山脈」・・・、 演奏に魅かれたのか、ドアがひっきりなしに開き、近所の人らがやって来る。何がこの人たちを引き寄せる?
 「えー、これで終わりです・・・アンコールはいりませんか?」演奏者さんからのアンコールのリクエストに会場は笑いの渦。
 アンコ―ル曲は「少年時代」少年だった自分、少女だった私に一時戻る。
 締めはもちろん、「きよしのズンドコ節」今年も利用者さん、観客も交えての踊り付きで大盛り上がりの閉幕となった。
 「ズン、ズン、ズン、ズンドコ・・・」

 (取材・写真 三宅 優)